パリの中華料理界で大躍進を続ける、移民2世がつくる自家製本格料理

  • 文:髙田昌枝(パリ支局長)
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PARIS パリ/フランス

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オリジナリティあふれるデザートも魅力。黄身餡やピーナツバターを挟んだ揚げパンや蒸し饅頭などが人気。6~10ユーロ

トレンド感のある内装で、ガストロノミー出身のシェフが提案する100%自家製の中華料理。「包子家族(BAO FAMILY)」は、化学調味料や冷凍食品のイメージがつきまとってきたパリの中華のイメージを払拭して快進撃を続けている。

仕掛け人は移民2世のセリーヌ・チャン。2019年、若者が集まる2区に小籠包などの上海料理を提供するプチ・バオを開店、2年間でコンセプトの違う3店舗をオープン。今年1月には、バスチーユ地区に500㎡の大箱をオープンし、話題に。ベーカリー&カフェ、ディムサム&ダイナー、地下にカクテルバーも擁した店はポップな1970年代香港スタイルで、いまの風が感じられるレストランだ。

 

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70年代香港スタイルの店内。メニューやポスターにあしらわれた漢字もグラフィカル。www.baofamily.co

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※この記事はPen 2023年4月号より再編集した記事です。