こんなのあるのか!トピックス満載の最新ポロシャツ<ジョン スメドレー、ラコステ、フレッドペリー>【着る/知る Vol.149】

  • 写真・文:一史
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定番モデルを25色展開する2023年春のジョン スメドレー。

真冬の寒さが和らいできて、分厚いコートの出番が減ったこの季節。重ね着してすぐに大活躍させられる半袖ポロシャツをいち早くお届けしよう。ポロシャツ界を代表する3ブランド、ジョン スメドレー、ラコステ、フレッドペリーの注目モデルだ。

そもそも、いまなぜポロシャツを着たい気分なのか? ひとえに、「襟がついているから」に尽きる。メタ(フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグやアップルの故スティーブ・ジョブズらがファッションアイコンになり、彼らが普段着ているTシャツが仕事着としても市民権を得た。近年のテレワーク生活がこの流れを後押ししたようだ。ただしTシャツは体型や顔つきがもろに出るだけに、それ一枚で装うのが難しいアイテム。そこに気づいた洒落者たちは、襟幅をやや広くして上に持ち上げたモックネックや、襟幅が長いハイネックやタートルネックを好んで着る。襟がつくだけで上品見えするうえに、ジャケットの襟汚れも防げて一石二鳥なのである。

その襟つきTシャツをもう1段階格上げさせると、ポロシャツに行き着く。“リラックス” から “エレガント”へのステップアップ。プリントやカラフルなTシャツを大人が着る幼さも、ポロシャツなら心配無用。デザイン性があるくらいが洒落見えしやすいものだ。

そこで今回は、カラフル&グラフィカルなポロシャツにフォーカス。「色を使ったポップな着こなし」が気になるトレンド傾向に合う、“プラスワン” の買い足しワードローブである。2023年春ならではの買い物体験ができるトピックス満載のポロシャツを着て、毎日を心楽しく過ごそう。

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似合う色を探せ!25色のジョン スメドレー

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似合う色が必ず見つかる特別なバリエーション。

ハイクラスなポロシャツ(ポロニット)の地位を不動のものにしているイギリスのジョン スメドレー。真似るブランドが続出する“上品ポロ”の王者だ。今年大注目されるのが、25色のバリエーションを日本国内で特別展開するモデル。1930年代から同じ名称で呼ばれる3つボタン半袖の「アイシス(ISIS)」である。とろけるように滑らかな特注シーアイランドコットンの糸で編まれた永遠の定番だ。

25色ともなると、比べないと気づかないほどの繊細な色違いになる。だがその違いが、肌色が異なる各々に似合う色に結びつく。カスタムオーダーしたかのごとくフィットする逸品に出会える。モノトーンが好みなら薄グレーから黒までグラデーションで大人買いしてみたり、充実したワードローブづくりに必見のコレクションである。

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この色は「デザートグリーン(Desert Green)」。一目でジョン スメドレーとわかる独特なカーブを描く襟もクールなポロニットだ。サイズ展開はS〜XLの4サイズ。アイシスすべて、¥34,100(税込)

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ジョン スメドレー銀座店の2階メンズフロアのディスプレーイメージ(撮影用に仮セッティングしたもの)。全国直営店にて4月1日(土)〜30日(日)まで、25色ポロニットの催事が開催予定。www.johnsmedley.jp

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「ワニ、でかっ」と笑顔になるラコステ

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胸のワニマーク(クロックエンブレム)が大きくなったユーモラスなポロシャツ。左右ともに、¥17,600(税込)

ロゴマークを大胆に変えてしまうことに躊躇しない攻めた姿勢が頼もしいラコステ。これまで通常品でもコラボでも様々にロゴ変更したポロシャツが登場してきたが、現行ラインアップのなかで大人のユーモアにちょうどいいモデルがこれだ。遠目から見てもラコステとわかる、服の基本を知る大人が着てこそサマになるアイテムである。

ボディがベーシックなのが気が利いている。ポロシャツの原型とされる1933年に誕生した定番「L.12.12」を元にしたヴィンテージ系ボディ。襟の形やボタンフロントといったディテールもクラシックだから、安心して着られるのもいい。ロゴマークのユーモアで一発勝負する、会う人を笑顔にさせるネオトラッドで今年の春夏はキマリだ。

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パンツと靴を黒で揃え、ポロシャツを主役にした都会的着こなし。クールでユーモラスな大人スタイル。
 

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トラッドなベーシックポロが、ビッグロゴでポップに大変身。夏のリゾートシーンもよく似合うムードだ。

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後ろ姿にもご注目を。なんと小ワニが襟下に!ビッグワニとのコントラストが楽しい。

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ボディ生地はコットン鹿の子。形はクラシックフィットで、袖に膨らみがあるのがヴィンテージ流。サイズは2〜5までの4サイズ展開。着用モデルはアタッシェドプレス4Kの青木万希也。www.lacoste.jp

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今年がコラボのラストイヤー!フレッドペリー×ラフ・シモンズ

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ゆったりしたオーバーサイズのボディに、音楽的グラフィックを大胆にラバープリント。¥28,600(税込)

テニス選手だったイギリス出身のフレッド・ペリーが52年に創設し、60年代のモッズたちに愛されたポロシャツ。90年代に活動をはじめて当時のストリート感覚をモードに持ち込み、いまなお大音量のナイトクラブでファッションショーを行うベルギー出身のラフ・シモンズ。この相性バツグンの両者がコラボし続けて約15年経ち、半年後の23-24年秋冬シーズンでついに終了となる。ラフは自身のブランドの休止も発表しているが、プラダの仕事は継続されるようだ。

ラスト前となる今季春夏コレクションも、イギリス音楽カルチャーとリンクする彼の発想が冴える。特徴的なグラフィックは初期インダストリアル音楽のアルバムカバーからの着想。70〜90年代のクラブシーンを匂わせるクールな仕上がりだ。一流デザイナーのこだわりが詰まったポロシャツを入手する残されたチャンスをお見逃しなく!

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黒×茶のモダンなバイカラー配色の細身ボディに、刺繍と缶バッジで洒落心をプラス。¥25,300(税込)

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缶バッジは取り外し可能。バッジにはテクノの“電気的嵐”とも、60年代の同名カルト音楽アルバムのタイトルとも解釈できる「エレクトリック ストーム」の文字が。生地は薄手でシャリ感のあるコットン。

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胸ピアスのようなメタルアクセサリーで、フレッドペリーの月桂樹マークを表現。フレッドペリー×ラフ・シモンズのアイコニックなディテールだ。生地は目が粗くヌメリのある厚手コットン。

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比べるとシルエットの違いが明白。左の細身モデルはウエストを斜めダーツでシェイプさせた、フレッドペリー×ラフ・シモンズならではの仕立て。着たバランスを計算した巧みな服であることが、同コラボを特別な存在にしてきた理由のひとつ。サイズはS〜Lの3サイズ展開。www.fredperry.jp/special/raf-simons

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こんなのあるのか!トピックス満載の最新ポロシャツ<ジョン スメドレー、ラコステ、フレッドペリー>【着る/知る Vol.149】

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似合う色が必ず見つかる特別なバリエーション。

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この色は「デザートグリーン(Desert Green)」。一目でジョン スメドレーとわかる独特なカーブを描く襟もクールなポロニットだ。サイズ展開はS〜XLの4サイズ。アイシスすべて、¥34,100(税込)

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ジョン スメドレー銀座店の2階メンズフロアのディスプレーイメージ(撮影用に仮セッティングしたもの)。全国直営店にて4月1日(土)〜30日(日)まで、25色ポロニットの催事が開催予定。www.johnsmedley.jp

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胸のワニマーク(クロックエンブレム)が大きくなったユーモラスなポロシャツ。左右ともに、¥17,600(税込)

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パンツと靴を黒で揃え、ポロシャツを印象的に見せた都会的着こなし。クールでユーモラスな大人スタイル。
 

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トラッドなベーシックポロが、ビッグロゴでポップに大変身。夏のリゾートシーンもよく似合うムードだ。

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後ろ姿にもご注目を。なんと小ワニが襟下に!ビッグワニとのコントラストが楽しい。

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ボディ生地はコットン鹿の子。形はクラシックフィットで、袖に膨らみがあるのがヴィンテージ流。サイズは2〜5までの4サイズ展開。着用モデルはアタッシェドプレス4Kの青木万希也。www.lacoste.jp

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ゆったりしたオーバーサイズのボディに、音楽的グラフィックを大胆にラバープリント。¥28,600(税込)

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黒×茶のモダンなバイカラー配色の細身ボディに、刺繍と缶バッジで洒落心をプラス。¥25,300(税込)

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缶バッジは取り外し可能。バッジにはテクノの“電気的嵐”とも、60年代の同名カルト音楽アルバムのタイトルとも解釈できる「エレクトリック ストーム」の文字が。生地は薄手でシャリ感のあるコットン。

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胸ピアスのようなメタルアクセサリーで、フレッドペリーの月桂樹マークを表現。フレッドペリー×ラフ・シモンズのアイコニックなディテールだ。生地は目が粗くヌメリのある厚手コットン。

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比べるとシルエットの違いが明白。左の細身モデルはウエストを斜めダーツでシェイプさせた、フレッドペリー×ラフ・シモンズならではの仕立て。着たバランスを計算した巧みな服であることが、同コラボを特別な存在にしてきた理由のひとつ。サイズはS〜Lの3サイズ展開。www.fredperry.jp/special/raf-simons

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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