現地時間2月5日に米ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで行われた第６５回グラミー賞授賞式で、マドンナがプレゼンテーターとしてサプライズ登場し、最優秀ポップ・デュオ/グループ賞を受賞した話題のコラボレーション曲「アンホーリー」を披露するキム・ペトラスとサム・スミスを紹介した。

白いシャツに黒のジャケットとネクタイ、深いスリットが入ったロングスカートといういでたちで、三つ編みにしたツインテールを両耳のあたりで丸め、前髪も三つ編みにしている。細い眉にふっくらした唇で、「論争を起こす準備はできている？」と観客に向かって語りかけた。

「新しい道を切り開き、非難に耐えている。すべての反逆者たちに感謝するため、ここに来た。トラブルメイカーのみんな、あなたの大胆不敵さは見過ごされることはなく、あなたは見られているし、声は届いている」と、トランスジェンダー女性として初のグラミー賞受賞の快挙を成し遂げたキムに力強いメッセージを送った。しかし、生放送を見ていたファンはスピーチそっちのけでマドンナの変わり果てた姿に釘付けになり、「どこのマドンナ？」「これはマドンナじゃない」「誰だか分からない」「ステージ降りろ」と批判が殺到。自らが論争の火種となってしまった。

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