PARIS パリ/フランス
リヴォリ通りを挟んだルーヴル美術館の向かいで、数年前から大改修工事が続いている。その工事中の建物に隣接するパレ・ロワイヤル広場に10月末、ガラス張りのキューブが登場した。
ルーヴル宮の壁が果てしなく連なるように見えたり、建物が分断されているように見えたり、とこのキューブが面白い効果を生んでいる。工事中の建物には、カルティエ現代アート財団が2025年に移転してくる予定。実はこのアイデアは、同財団の建築を担当するジャン・ヌーヴェルによるもので、工事のための施設をスマートに隠すアイデアだという。周囲の建物を映し出すトロンプ・ルイユ(騙し絵)は、しばらくパリジャンの目を楽しませてくれそうだ。
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※この記事はPen 2023年2月号より再編集した記事です。