SHISEIDO MEN(資生堂 メン)
トータルR ライトフリュイド N
Check Points
☑保湿
☑さっぱり
☑エイジングケア
---fadeinPager---
スキンケアで最も大事なことはなにか。それは保湿。肌に潤いを与えてキープする。保湿をおろそかにするスキンケアは、セブンティーンアイスの売っていないボーリング場、もしくは車を運転しない『ドライブ・マイ・カー』みたいに物足りない。今回は基本中の基本、保湿がテーマである。
化粧水をつけた後、肌が「ムニッ」とやわらかくなる、あの状態を意識してほしい。「ムニッ」こそが、肌に水分が補給された証拠だ。保湿された肌はなめらかでキレイに見える。秋になり、次第に空気が乾燥してくるなか、日頃から肌の潤いをキープするよう心がけたい。
保湿には二段階ある。まずは肌に潤いを与え、次にその潤いを閉じ込める。どちらが欠けてもいけない。このふたつを同時に意識することで、肌の水分が維持される。洗顔後、化粧水で潤いを与えるのだが、これだけだとすぐに乾くという難点がある。水分を浸透させた後の肌にバリアを張って、持続させることが大切になる。潤いを閉じ込める役割をするのは、おもに乳液。ベタつく感触が苦手という方も多いが、乳液に入っている油分は、化粧水で潤った肌にフタをして水分をキープしてくれる役割がある。化粧水と乳液、まずはこの二段階を意識しよう。
今回紹介する資生堂 メン「トータルR ライトフリュイド N」は、化粧水と乳液から、さらに一歩進んだ効果が期待できる保湿液だ。実際に使ってみると、頬の「ムニッ」が何時間経っても持続している。単体で使ってもOKだが、化粧水、本品、乳液の順で使ってもいいだろう。ほのかな香りも上品で、ベタつきの少ないさっぱりとした使い心地も魅力だ。さらには「トータルエイジングケア」のキャッチコピー通り、ナイアシンアミドの成分がシワ改善、シミ予防といったプラスアルファの効能を促してくれる。
本格的な乾燥シーズンに備え、いまから便利な保湿アイテムを使って、瑞瑞しく弾力のあるツヤ肌を手に入れよう。
伊藤聡
海外文学&映画ライター。40歳を過ぎてから美容に目覚める。照れずに始めれば必ず楽しい美容の魅力を広めるべく、日々活動。
※この記事はPen 2022年12月号より再編集した記事です。