「甘い考え」という指摘も…愛する人やペットを生き返らせるための “遺体冷凍保存サービス”が施設内部を公開

  • 文:黄文
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ロイター社“Arizona cryonics facility preserves bodies to revive later”からのキャプチャ画像

ロイター社が米の非営利団体Alcor Life Extension Foundation(以下、Alcor)の遺体冷凍保存施設内部の様子を公開した。

Alcorは、“いつか科学技術の進歩により蘇生できるようになるまで”遺体を冷凍保存するサービスを提供しているという。Alcorの施設で現在保存されている遺体は199体。冷凍保存されている遺体の最年少は脳がんで亡くなったタイ人の2歳の少女で、その他にもALSで亡くなった人の遺体やペットの遺体も保存されているという。

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冷凍保存されているタイ人少女の家族に迫ったドキュメンタリー映画も制作されている。

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冷凍保存のための費用は約2,900万円

遺体を冷凍保存するための費用は、最低でも一体につき日本円換算で約2,900万円、脳のみの保存で約1,100万円、保存期間は50年超だという。(1ドル=146円で計算)

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専門家の見解は…

多くの科学者や専門家たちは、Alcorとその顧客の取り組みに対して否定的のようだ。動画内でインタビューを受けているニューヨーク大学医療倫理部門を率いるアーサー・キャプラン氏は「SFのような話で、甘い考えだ」とコメントしている。

なお、Alcorは、将来生き返らせることができるという約束や保証をしているわけではなく、遺体を保存しても全く何もできない可能性もあるとしている。

Alcorの遺体保存サービスが、愛する人の死を受け入れられない家族のための慰めのサービスにすぎないのか、あるいは科学技術の進歩によりいつか奇跡が起きるのか。現時点では知る由もない。

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【画像・動画】「甘い考え」という指摘も…いつか愛する人やペットを生き返らせるための “遺体冷凍保存サービス”が施設内部を公開

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ロイター社“Arizona cryonics facility preserves bodies to revive later”からのキャプチャ画像

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ロイター社“Arizona cryonics facility preserves bodies to revive later”からのキャプチャ画像

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ロイター社“Arizona cryonics facility preserves bodies to revive later”からのキャプチャ画像

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