警官に拾われた犬が、ブラジルで最も愛されるマスコットとしてソーシャルメディアで話題になっている。飼い主となった相棒の警官とともに、制服姿でパトロールする「オリベイラ巡査」のインスタグラムのフォロワーは12万人以上。そのキュートな姿に魅かれたファンたちが、日々更新を待っている。
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制服姿がハマった? ジョークから警察のマスコットに
APによれば、「オリベイラ巡査」は2019年にリオデジャネイロの警察署の近くをうろついていた野良犬だ。推定年齢は当時4歳。ケガをして弱り、お腹を空かせていたところを警官のクリスティアーノ・オリベイラさんに発見され、世話をしてもらうようになった。
クリスティアーノさんは野良犬に水と餌を与えたが、最初は警戒しているようだったという。しかし数日経つと犬は慣れ、クリスティアーノさんの勤務中に管轄区域をついて回るようになった。クリスティアーノさんの管轄区域が変わった後も、犬は決してそばを離れずついてきたそうだ。
ある日クリスティアーノさんは、犬に警官の制服を着せて写真を撮影。それをジョークとして署内の警官名簿に「オリベイラ巡査」として掲載したところ、評判になったという。
これがきっかけとなり、犬のオリベイラはリオデジャネイロ軍警察第17大隊の公式マスコットに就任。おもちゃの銃を括り付けた警官の制服に身を包み、サングラスをかけてクリスティアーノさんとパトロールに出動し、市民に注目されるようになった。
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インスタで人気爆発! 投稿が遅れるとファンから苦情も
相棒となったオリベイラのために、クリスティアーノさんはインスタグラムのアカウントを開設した。ネットやソーシャルメディアの知識はほとんどなかったというが、オリベイラのおかげで知識も増え、現在ではブロガーでもあるということだ。
パトカーの窓からちょこっと頭を突き出したり、バイクの上でポーズを決めたりするキュートなオリベイラには、熱烈なファンが多い。インスタグラムのフォロワーは2022年4月には4万5000人、10月には12万2000人まで増加した。3日間写真の投稿がないと、「オリベイラはどこだ」とファンからクレームが来るほどの人気だという。
クリスティアーノさんは、犬のおかげで人生が変わったとロイターに語るが、オリベイラのほうも同じ気持ちだろう。お互いを支え合う1人と1匹の絆は、今後もさらに深まるに違いない。
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【画像・動画】「野良犬から巡査に…」制服姿でパトロールする“犬のおまわりさん”「オリベイラ巡査」がSNSで話題に
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