9月にエリザベス女王の葬儀に出席するため、久しぶりにイギリスに帰国したハリー王子&メーガン妃。
William and Kate 'felt relieved drama was gone' as Harry and Meghan left funeral https://t.co/OZmV8IbBUg pic.twitter.com/C2Hi4vFKEY
— Mirror Royal (@MirrorRoyal) September 21, 2022
兄弟の不仲説、ハリー王子の回顧録(暴露本?)出版契約等と何かとお騒がせな夫婦だが、王室内が揺れているのはイギリスだけではない。デンマーク王室も、マルグレーテ女王が「ある決断」をしたことで激震が走っている。
イギリスのタブロイド紙『Express』オンライン版は、この2つの王室の「次男の妻」であるメーガン妃(イギリス)とマリー妃(ヨアキム王子の妻、デンマーク)の共通点を指摘。他にも「2夫妻の類似点」を取り上げる媒体は多く、現在この2夫妻が世界の王室ゴシップをリードしていると言っても過言ではないほどだ。
そこでメディア報道から見えてくる、2つの王室、次男プリンス夫妻の「3つの共通点」を下記に紹介する。
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共通点その1:「称号問題」なぜ自分の子どもたちが「王子」「王女」ではない?
■イギリスの場合
ハリー王子とメーガン妃に長男アーチーが誕生したとき、「王子」の称号が与えられなかった。これは1917年、国王ジョージ5世が定めた「国王の“孫”までが、王室の称号を持つ」とする法令に準じたものだ。つまり当時女王の「ひ孫」であったアーチーは「王子の称号」を自動的に得ることはなかった。
Meghan Markle has appeared to make a fresh dig at the Royal Family with a remark about "expectations" for the future of her children Archie and Lilibet https://t.co/V7qLwqV1O8
— Mirror Royal (@MirrorRoyal) October 19, 2022
しかし同じ「ひ孫」でもウィリアム王子・キャサリン妃の3人の子どもたちには「王子」「王女」の称号が与えられた。これは故エリザベス女王が2012年に特許状を出し、この夫妻の子どもたちには全員「王子」「王女」の称号を持つことができるとしたからだ。
アーチーが「王子」とならなかったことに対し、誕生当初は「普通の子どもとして育てたい」というハリー王子&メーガン妃夫妻の意向の表れでは?という報道もあった。しかし2021年3月に行われたオープラ・ウィンフリーによる夫妻へのインタビューで、メーガン妃は「称号がないことで、子どもたちへの安全が脅かされる」と発言。本当は称号を望んでいたことが判明した。
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エリザベス女王の死去に伴い、ハリー王子&メーガン妃の2人の子どもたち(アーチーとリリベット)は「国王の孫」となった。これにより「王子」「王女」の称号が与えられる可能性がでてきたが、まだイギリス王室は正式発表をしていない。『SUN』紙によると、夫妻は子どもたちに(「王子」「王女」の称号を与えられた場合でも)「HRH(殿下)」の敬称は与えられないことにも激怒しているらしい。
■デンマークの場合
マルグレーテ女王には2人の息子、フレデリック王太子とヨアキム王子がいる。10年前まで、デンマーク王室のメンバーは18歳になると政府から歳費が支払われていた。この制度に対し国民の批判が高まったことを受け、2012年、デンマーク王室は「女王の8人の孫の内、政府から歳費を受け取るのは王太子の長男・クリスチャン王子のみ」と発表。王室のスリム化を図った例として好意的に受け止められた。
そして今年9月28日、マルグレーテ女王はさらに大胆な決断をした。2023年1月1日から、次男・ヨアキム王子の4人の子供たちから「王子」「王女」の称号をはく奪することを発表したのだ。
『People』誌によると、ヨアキム王子とマリー妃がこの決定を知らされたのは発表5日前。発表後、夫妻はメディアへの取材の応じ、ショックを明らかにした。
ヨアキム王子はデンマークのタブロイド紙『Ekstra Bladet』に「とても悲しく思っています。子どもたちがこのような扱いを受けるのを見るのは愉快なことではありません」と語った。マリー妃もニュースメディア『BT』に「子どもたちが世間のさらし者になっています。しかも(決定は)直前になるまで知りませんでした。私達は親として、大きな変化と人々の反応から子どもたち(を守るための)準備の時間がなかったのです」と語っており、子どもたちから称号がはく奪される決定に賛同していないことは明白だ。
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共通点その2: 皇太子夫妻との「微妙な関係」
ウィリアム王子とハリー王子の不仲は「噂」を越え、すでに周知の事実。2018年5月のハリー王子&メーガン妃の挙式の際、ブライズメイドたちのドレスをめぐり「メーガン妃がキャサリン妃を泣かせた」という報道がされた。しかしメーガン妃はオープラ・ウィンフリーとのインタビューで「事実はその反対だった」と反撃した。
Meghan Markle has lifted the lid on what happened in the aftermath of her and Prince Harry's explosive interview with Oprah Winfrey https://t.co/jbIQ2px6Wv
— Mirror Royal (@MirrorRoyal) October 19, 2022
デンマークのマリー妃も、フレデリック王太子&メアリー妃との関係を「複雑」と表現。今回の称号はく奪が明らかになった後、「(末娘の)アテナ王女が、称号はく奪発表後にいじめにあった」と語っている。実はメアリー妃は「メアリー財団」で長年いじめ問題に取り組んでいる。このタイミングでマリー妃が娘の「いじめ」に触れたことは、メアリー妃への攻撃であるとの見方もされている。
(https://t.co/lUPgfhoiiU):#Prince #Joachim and wife Princess Marie in tears while discussing removal of royal titles : Prince Joachim and Princess Marie of Denmark appeared tearful in a recent interview with... .. https://t.co/zw3dNKkJzM
— NewsOnePlace.com (@newsoneplace) October 2, 2022
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共通点その3:公務から離脱し、妻の母国で暮らしている
ハリー王子&メーガン妃が2020年3月、「シニアロイヤル(公務を行う王室メンバー)」から退くことを突然発表。カナダを経て現在アメリカ・ロサンゼルスに定住している。アメリカは言うまでもなくメーガン妃の母国だ。
そしてヨアキム王子&マリー妃一家も現在フランスに居住している。フランスはマリー妃の母国だ。
2019年、エコール・ミリテール(軍学校)に留学のため一家はパリに転居。2020年に帰国予定であったが、ヨアキム王子が在フランス・デンマーク大使館付きの軍事担当武官に任命されたため、引き続きパリ暮らしを続けている。デンマーク王室メンバーとしての公務はほぼ行っていない。
ちなみにハリー王子&メーガン妃は自分たちの意思で海外に移住したが、ヨアキム王子&マリー妃は「(パリへの転居は)自分たちの選択ではない」と語っているのでこの点は異なる。
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今後、王室のスリム化が加速する可能性も
王室の維持には莫大な国費がかかる。納税者であり日々の生活に苦労している一般市民から、批判的なまなざしが向けられるのはある意味当然のことだ。
メーガン妃とマリー妃は自分の意見をハッキリ言うタイプの女性という点も共通している。王室システムへの不満を語り、公務は行わないが「称号」という保障はほしいという主張も似ている。
女性へのエンパワーメントの観点からは、メーガン妃とマリー妃は高く評価されている。しかし総合的に見て分が悪いのも事実。「立場をわきまえる」方針からなのか、長男夫妻であるウィリアム王子&キャサリン妃、そしてフレデリック王太子&メアリー妃は王室批判ととられる発言をまったくしないからだ。「ハッキリ発言」の2人に批判が集まりやすい結果に繋がっている。
2019年にスウェーデン王室も王位継承順位の高い孫2人を残し、孫5人から「殿下」の敬称をはく奪している。今後も各国の「王室のスリム化」は進むと予想され、王家の第2子以降には厳しい状況が待っている。
批判を受けているものの、ゴシップの主人公としては大人気の次男夫妻たち。彼らの「次の発言」「次の一手」はこれからも逐一報道されるはずだ。
【次ページ】改めて視聴してもなかなかスゴイ!オープラ・ウィンフリーによるメーガン妃&ハリー王子のインタビュー(一部)。
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皆が知りたかったことをガッツリ話したメーガン妃。ある意味アッパレ。
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こちらはデンマーク王室のドタバタを伝える「Entertaiment Tonight」の動画。
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【画像・動画】「次男は辛いよ…」ゆれるイギリス&デンマーク王室の共通点とは?
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9月にエリザベス女王の葬儀に出席するため、久しぶりにイギリスに帰国したハリー王子&メーガン妃。
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こちらはデンマーク王室のドタバタを伝える「Entertaiment Tonight」の動画。