LONDON ロンドン/イギリス
2006年の創刊以来、デザイン系オンラインメディアをけん引している「dezeen」。CEO兼編集長を務めてきたマーカス・フェアーズが6月30日に急逝した。享年54歳。このニュースが報じられるとデザイン界には衝撃が走った。
フェアーズは建築ジャーナリストとして活躍後、2003年に雑誌『アイコン』の創刊編集長に就任。06年に退職し自宅の寝室で「dezeen」を立ち上げた。21年に会社をデンマークのメディア企業に売却したものの彼の肩書は変わらず。取材をお願いしたときも、細やかな気配りがあったことを思い出す。彼のデザイン界への貢献をたたえたい。
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※この記事はPen 2022年10月号より再編集した記事です。