「川底から、太古の恐竜の足あとが現れた!」まるで新作映画のキャッチコピーのようだが、これは正真正銘の本物の恐竜の話。今夏、欧米を襲った記録的猛暑と干ばつにより干上がってしまった川底から、新たに恐竜の足あとが発見された。場所は、アメリカ・テキサス州にあるダイナソーバレー州立公園。もともと恐竜が生息していたこの地には、たくさんの足あとが残っている。
この公園は、恐竜の足あとの保存や研究、恐竜への理解を深めることを目的につくられており、ハイキングやキャンプをしながら恐竜の生きていた時代に思いをはせられる人気スポットだ。今回発見された足あとは川底にあり、干ばつにより初めて発見されたものとなる。
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発見された足あとはアクロカントサウルスのもの
ダイナソーバレー州立公園によると、川底から見つかった足あとのほとんどは、アクロカントサウルスのものと推測されている。アクロカントサウルスとは、白亜紀前期に北米大陸に生息していたとされる大型肉食恐竜で、成長すると全長約10メートル以上、体重約5トン以上になるとのことだ。
SNS上には「恐竜好きの我が家はこのニュースに大喜びでした」「足あとを見つけるなんて、なんて素敵なの!最高にかっこいい!」「異常気象の中で唯一のよいニュース」という喜びの声や、「スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、ありがとうございました。 暑い中大変な努力をされましたね」という労いの言葉も。
また、「日曜日に見に行けてよかった!」という声もあれば「見に行けなくて残念」という声もあったが、「ほとんどは再び川の底に眠りますが、一部分は今後も見られる可能性がありますよ」と公式SNSの担当者が返信していた。
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調査は次の雨までが勝負
足あとは、再び雨が降ると川底へ消えてしまうため、多くの考古学者やボランティアが集まり、発掘調査が行われた。ダイナソーバレー州立公園の公式Facebookを見ると、足あとの洗浄や、採型など調査の様子がうかがえる。
川底が姿を見せていた期間は約2週間。ダラスの古生物学会のメンバーは、足あとが水没する最後のその瞬間まで、採型に取り組んだ。現在、干上がった川には、ようやく恵みの雨が舞い戻っている。
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【動画・写真】「これぞジュラシックワールド?」大型肉食恐竜の “足あと”が川底から出現
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