読売ジャイアンツが9月6〜8日の公式戦で、“漆黒の”ヨウジヤマモトを着て戦う!

  • 写真・文:高橋一史
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上の写真は8月30日(火)の、東京・表参道駅地下通路。
読売ジャイアンツの選手が、プロ野球らしからぬ全身真っ黒なユニフォームを着て、ヤク●のごとく……いや、カッコよく、ド迫力でこちらを睨んでおります。
ユニフォームの上部にはモードブランド「ヨウジヤマモト」のロゴマーク。
帽子もジャイアンツロゴに絡まるように同ブランドのロゴが。

80年代のパリを揺り動かしたニッポンモードの大御所にして、いま再びファッション好きの若者に支持されている“現役”山本耀司さんによるヨウジヤマモト。
ジャイアンツとコラボしてユニフォームをつくったことは、新聞各社の報道で目にした方も多いでしょう。
ボード広告は、9月6日〜8日の東京ドームにおける対DeNA戦で、選手、監督、コーチがこのユニフォームを着て出場することを告知するもの。
今週から東京(楽天)ファッションウィークがはじまったことを意識して、アパレル関係者が働く街である表参道で広告したんでしょーか?

コラボは発表されたとき「面白い仕掛けだなあ」と思いましたが、冷静に考えればプロ野球は企業スポンサービジネス。
お金の流れを含め、なにとどう結びついてもおかしくありません。
ユニフォームとキャップは一般販売もされます。
ヨウジヤマモトにも「Y-3(ワイスリー)」というアディダスとの協業ブランドがありますし、スポーツシーンと無縁でもないのでしょう。

継続は力なり。
作風が80~90年代に固まって、その後のファッションシーンと縁遠くなったブランドが、現在のダボダボファッションの流行で再び時代とリンク。
彼らの広告ビジュアルも80~90年代の感性なのですが、ローファイ写真全盛のいまはときに新鮮に思えます。

野球(及びスポーツ全般)の知識がほぼゼロなわたしではありますが、今回のコラボは「世間がモードに目を向けるきっかけになるかなっ」と期待が高まり、
久々に現れた挑戦的なデザイナーズ制服にワクワクさせられた出来事でした。

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【写真】読売ジャイアンツが9月6〜8日の試合で、“漆黒の”ヨウジヤマモトを着て戦う!

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All photos&text©KAZUSHI

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