空飛ぶクルマからeVTOL(電動垂直離着陸機)まで、未来の乗り物はどれも空中に浮かんでいるようだ。その新たなレパートリーのひとつが、自動水平調整機能を搭載したバックパック型電動ヘリコプターのコンセプト「コプターパック(CopterPack)」だ。
この製品を開発しているのは、オーストラリアに本拠を置くコプターパック社。現在はこの乗り物の開発段階であり、従って、「コンセプト」という言葉が使われている。
同社がコプターパックについて明らかにしている範囲では、カーボンファイバー・ハニカム構造の軽量機体に、明るい白色の光線を放つLEDライトを備えていることがわかる。
コプターパック社は、このバックパック型電動ヘリコプターの特徴について、パイロットが装着すると、まるで自分の体が機体の一部となり、一体となって機能するように感じられることだと述べている。
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コプターパックのサイドにある2つの回転翼
コプターパック社が2021年5月に公開した初飛行の動画では、機体はロープでつながれていたが、このテストによって、設計チームが実際の製品の飛行力学と機体の安定性を評価することができたとされている。
この動画によると、コプターパックは、パイロットが装着するギアに2つのローター(回転翼)が取り付けられている。ローターを見ると、推進力として強力なジェットエンジンが必要になるかもしれない。そのため、パイロットの目に粉塵や鋭利なものが入らないよう、ヘルメットを装着する模様だ。また、ローターは上下にカバーがないオープンタイプになっている。このようなエンジンの設計は、思わぬ危険をはらんでいるかもしれないが、設計チームがまだ検討中である可能性もある。
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LEDライトを備えた自動水平調整機能
このバックパック型電動ヘリの動力源は、リチウムイオンバッテリーの模様だ。自動水平調整機能は、難しい操作をせず飛んでみたいと思ったことがある人にとっては夢のような話だ。
2022年8月に公開された「第二世代」の動画を見るとわかるとおり、パイロットは、前方、後方、および側面に傾くことで、簡単にヘリを操作しつつ、空中を移動できる。また、LEDライトが搭載されていて、夜間の水平飛行にも対応している。パイロットの両手にはジョイスティックがあり、進む方向、速度、推進力をコントロールすることができるようだ。
技術やその他の仕様については、この記事の公開時点では、コプターパック社のウェブサイトの説明がまだ更新されておらず、YouTubeチャンネルにも4つの動画がアップロードされているのみだ。
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【動画】コプターパックで空を飛ぶ様子
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【画像】「人間が機体の一部に」 画期的な“バックパック型電動ヘリ”で空飛ぶ未来
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プロジェクト情報:
名称:コプターパック
企業名:コプターパック社
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※この記事はdesignboomからの提供です。