新しい技術の開発、サステナビリティを先導すること、変化する消費者の好み……。これらは、今日の経済に激しい変化を引き起こす原因の一部にすぎない。
デジタル化、自動化、新しいビジネスモデルが大きな影響力を持つ時代を迎えたいま、自動車業界も変革のただ中にいる。その結果、相互接続性、多様なモビリティ、自動運転、人工知能、電化などに焦点を当てた、テクノロジー主導の新しいトレンドが多数出現している。
ベラルーシを拠点とするデザイナー、アルテム・スミルノフ(Artem Smirnov)氏は、ブーメランの形をした2人乗りのコンセプトカー「PIX L7」を開発した。さまざまな用途が考えられるこの新しい乗り物は、V字型のボディによる未来的なデザインを特徴としている。外出だけでなく、貨物車への転換も可能で、短距離の配送にも使用できる。
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さまざまな用途に対応できる、V字型ボディー
スミルノフ氏は、このコンセプトカーの動力が従来のものなのか、それとも環境技術を生かしたものなのかについては言及していない。しかし、このクルマ「PIX L7」の至るところに未来志向が見られることを考えれば、バッテリー駆動の電動または水素燃料電池による、炭素排出量の少ない乗り物と考えていいだろう。
PIX L7は、ボディをブーメラン型にすることで、さまざまな用途に効果的に利用できるようになっている。デザインは、バギーカーによく似ている。ボディー上部にはガードが設置でき、前部にはフォグライトを付けられるため、必要に応じてオフロードで使用することも可能だ。
すでに述べたように、2人乗りの普段使いの足としてだけでなく、貨物用に転換することもでき、近距離配送にも使える。数々のモジュールがあり、自転車や壊れやすいものを運んだり、旅行の荷物を載せたりなどの汎用性を備えている。
ユニークなデザインのおかげで、このコンセプトカーからはモダンな遊び心が感じられるが、外観は頑丈そうに見える。色のデザインはツートーンをモチーフとしており、シルバーをあしらった黒い外観に、ネオンイエローが装飾や内装に使われている。
狭い市街地での走行に向く小型サイズ。車高はそれなりに高く、郊外へちょっと出かけるときにも安心だ。オフロードのでこぼこ道では、保護のために管材のバーを装着することができる。このバーは、荷物用ラックとしても使用可能だ。ボンネットにはシャベルなども載せられる。ルーフにはLEDのライトバーを装着できる。
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【画像】未来のクルマはまったく新しい「ブーメラン型」 汎用性の高さに注目
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プロジェクト情報:
名称:PIX L7
デザイナー:アルテム・スミルノフ| @smartiom
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※この記事はdesignboomからの提供です。