職人による機能美が光る、実用派のメタルフレーム4選

  • 写真:加藤佳男
  • スタイリング:飯垣祥大
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無機質でクールな印象を放つメタルフレームは、ここ数年で定番となった。精緻な職人技によるつくりで、機能美が光る逸品揃いだ。

超絶技巧が詰まった、プレミアムライン登場

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福井県鯖江市の5人の職人たちとの出会いから生まれた、プレミアムライン。ねじ山が潰れにくい2㎜の六角形状の頭をもつ蝶番ねじ、強度を増すために250トンの高圧プレスを3回かけた立体的なブリッジ、すべり止めを兼ねたパッドの筋模様など、随所に用の美が光る。¥68,200/ユウイチトヤマ:ファイブ(アトリエサンク TEL:03-6407-0990)

クラシックを独自解釈した、力強いデザイン

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1950年代のフレンチヴィンテージに見られる、リム上部を一直線にカットしたクラウンパントだが、下部をフレームのないハーフリムに。また、フロントからテンプルへの接合部は立体的で、正面と斜めから見た時で印象が異なる。装飾はなく、デザインそのものを直に楽しみたい。¥55,000/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ TEL:03-3409-7285)

ビートニクの空気を放ちつつ、究極の掛け心地

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カーニーが展開する新ブランド、エーシーカーニー。重心のかかるフロントを純チタン、テンプルを弾力性と耐久性に富むβチタン、耳当てをアセテートにすることで軽さと掛け心地のよさを両立。使いやすさを追求しながらも、1950~60年代に一世風靡したビートニクのスタイルから着想を得ている。¥44,000/エーシーカーニー(エンケル TEL:03-6812-9897)

大ぶりなレンズでも、小粋に見せる精緻な技

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極薄に切り抜かれた0.7㎜のステンレス製シートメタルを折り曲げ、成形することで軽さやエレガンスを生み出した。耳当てにはレンズに呼応したカラーリングを施すことでモダンに仕上げた。大ぶりなレンズでも野暮ったく見えず、小粋に感じられるのは、繊細なつくり故だろう。¥69,410/ハフマンス・アンド・ノイマイスター(コンティニュエ)

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※この記事はPen 2022年9月号より再編集した記事です。