LONDON ロンドン/イギリス
2年のリモートワーク期間を経て、英国人は「働き方」と「生活の質」に関心を寄せている。NPO団体「4デイ・ウィーク・グローバル」主導のもと、「週4労働制」の実験が6月6日に開始した。参加したのはイギリスの国内企業約70社、約3300人。
この実験は「100:80:100」モデルと定義され、6カ月間、100%の生産性を維持しつつ労働時間は8割、給料は満額支払われる。参加企業は銀行から小さなフィッシュ&チップス店まで幅広く、参加者のストレスや生活の充実度、睡眠、通勤時間などを多角的に分析する。多くの人がこの実験を歓迎しており、「週4勤務」の気運が高まりそうだ。
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※この記事はPen 2022年9月号より再編集した記事です。