SÃO PAULO サンパウロ/ブラジル
ブラジルにおける6月18日は「日本移民の日」。没後25年の日本人移民画家、マナブ間部の回顧展(~7月22日、料金:一般30レアル)がファロル・サンタンデールで開催中だ。
1934年に10歳で両親とともに熊本から移住し、コーヒー農園で働いた間部は農作業の合間に油絵を描き、20代半ばから絵画展で入選するなど頭角を現す。そして59年第5回サンパウロ・ビエンナーレでは最優秀画家賞を受賞、国際的に高い評価を得
た。約半世紀の創作の中から約50点を展示した本展は、ブラジルで抽象画の先駆者のひとりとして記憶される間部の創作の変遷を知る内容となっている。
---fadeinPager---
<
【関連記事】
アマゾンの新たな一面を映した写真展を開催。そこに込められた思いとは?
女性作家の著書にフォーカスし、独特の作品群を揃えた専門書店が誕生
※この記事はPen 2022年8月号より再編集した記事です。