他人のために纏う香りではなく、まずは自分が心地よくあること。香水選びの基準が大きく変わりつつある中で、自身の内面に働きかけるエネルギッシュな香りを求めるようになってきている。そんな人々の心を捉えるのが、エルメスのメンズ香水コレクション「テール ドゥ エルメス」の最新作「テール ドゥ エルメス オー ジヴレー」だ。“氷に秘められた熱”をイメージした力強い香りが、日常に活力を与える。
主役となるのは、シトロンやジュニパーベリー、ティムットペッパーといったフレッシュな柑橘やスパイス。肌につけた瞬間に広がる爽やかな香りが涼しげな印象だ。さらに時間が経つと現れるのが、心を落ち着かせるウッディノート。瑞々しい柑橘の余韻と混ざり合い、軽快ながら渋みのある香調に変化していく。
「氷に覆われた大地の強烈な新鮮さである生命力、人間の創造と再生のエネルギーの源、その二つの融合を表現しようとしました」
香水クリエイション・ディレクターのクリスティーヌ・ナジェルはそのように語る。軽やかさと力強さの二面性をもつ香りからは、自然のエネルギーをダイレクトに感じられる。ひと吹きするだけで、前向きな気持ちを後押ししてくれるはずだ。
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