ビームスジャパンの鈴木修司です。
今回の旅の舞台は、この数年で足繁く通っている青森県です。本州の最果てに位置するので、多くの方にとっては遠い存在かもしれませんが、私にはとても身近な地域です。
これまで何度も話していることですが、私は“端っこ”が好きです。
“端っこ”と聞くとあまり良いイメージが浮かばないですし、ここからお話することは自論なので誤解のないようにお願いします。
“端っこ”という場所は、地理的にも文化的にも、その環境によって必然的に様々なものが集り、かつ色濃く残っていくと考えています。そして、そこへ繋がる別の場所があり、その場所(ときに異国)に影響を受けて生まれる独特の文化(周辺とは少々異なった)を見ることが出来ます。
少し話が抽象的になったので話を戻して、青森の何に惹かれるかを具体的に話していこうと思います。
まず文化面の話ですが、青森は大きく分けて三つないし四つの文化圏に分かれています。廃藩置県前の呼び方で説明するならば、津軽、弘前、南部、そして下北(半島)でしょうか。それぞれに固有の文化や特産品があって、一県のなかにこれまで多彩な文化がせめぎ合う場所も珍しいと思います。
県の面積も広いですし、場所によっては非常に遠い道のりになるので、何度行っても飽きず、飽きないどころかまだまだ見所がたくさんあります。
すべてを説明していくとキリがないので、今回は4つに絞ってご紹介します。
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BEAMS JAPAN クリエイティブディレクター
1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。
1976年、三重県松阪市生まれ、ビームスと同い年です。年間120日近くを旅に費やし、日本各地の様々な場所で魅力的なモノ・ヒト・コトに関わる仕事をしています。肩書きは“BEAMS JAPAN”のクリエイティブディレクター、日本に関係することあれば比較的なんでも来いのスタンスです。大学などで講師を務めることも。『銘品のススメ』著者、『都道府県おでかけ図鑑』監修。