リモートワークを認めないイーロン・マスクが、「近未来的なダイナー」を計画

  • 文:長谷川安曇
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(c)UPI/amanaimages

連日のように、何かとメディアを騒がせているイーロン・マスクが、レストランビジネスに進出するようだ。これまでに何度もレストランを開きたいと述べていたマスクだが、彼がCEOを務めるテスラ社は、レストランサービス分野で使用するための商品登録を申請。カリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッド地区に、テスラのスーパーチャージングステーション(テスラ独自の急速充電設備)を併設した、24時間営業のダイナーをオープンする計画を練っている模様だ。

ダイナーはサンタモニカ・ブルバード沿いに立地。オールドスクールなドライブインシアターで、頼んだ料理をローラースケートで持ってきてくれるような店になる予定。さらに、ダイナーでは暗号通貨 Dogecoin(ドージコイン)での支払いも可能になるらしい。

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ドージコインで支払可能だと、ツイートするマスク。

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リモートワークは認めないマスク

設計図によると、地上階にはキッチンやバーがあり、屋外にもバーエリアを設置。最上階にはレストランと駐車場、スーパーチャージャーステーション、ドライブインシアターが設計される予定。古き良きダイナーでありながら、近未来的な要素もあるレストランに、オープン前から注目が集まっている。

またマスクは、今年6月の頭に、テスラ社の従業員に対して、リモートワークを認めない考えを示した。彼が幹部社員に送ったメールは、リモートワークを希望する従業員に対して、「週最低40時間の出社」を求め、「従わなければ辞職したとみなす」とも。理由は、リモートワークでは、エキサイティングな製品は生み出せないからと述べている。パンデミックの影響で、アメリカの多くの企業がリモートワークを取り入れ、オフィスとリモートのハイブリッドをサポートしている中で、この姿勢は厳しいとの声が上がっている。

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Twitterユーザーからの「仕事のために出社するのは、時代遅れだと考える人に何か言いたいことはあるか?」という質問に対して、マスクは「どこか他の場所で働くふりをすればいい」とコメント。

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