J-WAVE「STEP ONE」の特別企画「Pen TALK ABOUT Mr.Children」。Pen7月号「Mr.Children、永遠に響く歌」と連動し、さまざまなミュージシャンがMr.Childrenの楽曲について語る企画だ。5月30日、最初のゲストとして登場したのは、家入レオさん。片思いの時に聴きたい曲として、「and I love you」(2005年)を挙げた。
「最初CMで流れているのを聞いて、シンプルなのになぜこんなに心に残るのかと思い、それ以来通学中にウォークマンで繰り返し聴いていました。
この曲では『無償の愛』というものが描かれているんだと思うんです。お互い好きだということがわかっているのに、素直になれない。それを表してしまったら自分が傷ついてしまうんではないかと駆け引きをすることってよくあると思うんですけど、でも自分はやっぱりその人のことが好きなんだと覚悟を決めた時に『いくらでも待つ、君が僕に心を開いてくれるまで』その心情に辿り着くまでの主人公の心の動きがよくわかる歌詞です。
愛は与えられるのを待っているうちは怖いばかりだと思うんですが、与えることを学ぶと、いくら相手に傷つけられても、自分自身が貧相になること、枯渇することはないんだなと、この曲を聴くとわかります。
片思いって決して楽しいことばかりじゃないけど、でもやっぱり相手が好きで、相手のことを信じたいという気持ちがあって、与えるってことを決めた時に、自分がこんなに深い人間なんだと知る、そういうことを気づかせてくれる1曲だと思います」
ラジオ局J-WAVE(81.3FM)で毎週月〜木、朝9〜13時OAする情報エンタメプログラム「STEP ONE」。ナビゲーター サッシャとノイハウス萌菜が、働く人に役立つ情報と仕事が捗るGOOD MUSICを届ける。
いつの日もこの胸に流れてるメロディー─「innocent world」にあるこの一節のように、深く、広くリスナーの心に歌を届けてきたミスター・チルドレン。90年代に爆発的ヒットを連発し国民的バンドとなり、CDからサブスクへと聴き方が様変わりした現代でも変わらず幅広い世代から支持を得続けている。そして、2022年5月に30周年を迎えた彼らは、ツアータイトルに「半世紀へのエントランス」を掲げ、未来へ向けて走り続ける決意を表明した。今回の特集では、彼らをリスペクトするミュージシャンや小説家、制作に携わったアートディレクターや映像作家らを取材。誰もがその想いを、熱く熱く語ってくれた。