カンペールの4日間限定店には、機能的で納得価格のモードシューズがずらり!

  • 写真・文:高橋一史
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ライニングがリサイクルペットボトル素材のキャンバス×レザーシューズ。¥23,100(税込)

ルーツであるスペインのマヨルカ島を拠点にして地元意識で売上の一部を寄付したり、環境に配慮したモノづくりに熱心だったり。
創業1975年のカンペールを20年以上前によく雑誌に掲載して以来、ずっといい印象を持ち続けてました。
デザインのユニークさのみならず、歩きやすさ、雨濡れの強さ、買いやすい価格といったクリアするのが困難な“全部入り”に取り組む民主的なブランドのあり方も素晴らしく。
そのカンペールが2020年にハイエンドラインの「カンペール ラボ」を登場させ、ファッションの最前線に舞い戻ってきました。
モードブランドに例えるならマルニ、スポーツブランドならアディダスらと共通する都会的なグラフィカルデザインです。

翌年の2021年より、同ラインのクリエイティブ・ディレクターが通常ラインの監修をスタート。
現在のファッション傾向に合う方向性にシフトしたことで、より注目される存在になりました。

そのカンペールの最新モデルがずらりと並ぶポップアップショップが、表参道(原宿)で2022年5月28日(土)〜31日(火)までの4日間開催されます。
一足早く見てきた会場の様子をお届けしましょう。
夏の日差しに似合い、軽装のときでも洒落させてくれる便利シューズがずらりと並んでます!
しかもどのモデルも、昔から続くSDGsに配慮したつくり。
「サステナやっとけば話題になるでしょ」的なチャラさとは根っこが異なる、彼らの企業アイデンティティなのです。

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ファッション人にはお馴染みの会場「バツアートギャラリー」内に設けられたポップアップショップ。内装は地中海の別荘のイメージ。

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ブロック配色のカラフル内装が、コロナもやや落ち着きアクティブムード漂う今夏の気分にフィット。

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ラバーソールのローファー。最近のヒットアイテムだそう。各¥27,500(税込)

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えっ、防水ゴアテックス!?

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ハイテクコンバット系ブーツなのでした。台風の日もなんのその。¥31,900(税込)

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こちらも同じ「ゴアテックス サラウンド」を搭載。これほどモードな見た目で防水仕様のシューズは見たことないかも(わたしは防水マニア)。各¥29,700(税込)

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ユニークです!インソールが日本の畳。モデル名は「WABI(侘び)」。¥9,900(税込)

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インソールを外せば水辺のアクティビティで活躍。家履き用途も想定されてるようです。

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今夏の女性トレンドアイテムでもあるグルカサンダルも発見(奥2点)。同タイプのサンダルは男性の定番で、ルーツは暑い地域で兵士が履いていたシューズ。各¥25,300(税込)、手前 価格不明(調べミス!)

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楽しすぎ!夏のめちゃ暑い日に、会う人の心も和ませる足元選びが大人ならではファッションセンス。自分も相手も爽やか気分になれるアイテムを身につける社会習慣が広がればいいな。最上段¥23,100(税込)、下段2点¥24,200(税込)

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「これほしっ!」と思った、アートオブジェ風シューズ。野暮ったさ×同一配色のバランスが絶妙なうえに超軽量。各¥19,800(税込)

カンペールの店は商業施設にたくさんあるものの、アーカイブ混在で種類が多く気が散りがち。
このポップアップショップなら履くだけでおしゃれな品だけがセレクトされてますから、選ぶのが快適だと思います。
イマイチなシューズは、一足もなかったですから!

All Photos©KAZUSHI

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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