TAIPEI 台北/台湾
構想・設計・施工およそ10年。地下鉄の劍潭(けんたん)駅前で建設されていた「台北パフォーミングアーツセンター」が3月にソフトオープンした。レム・コールハースとデイヴィッド・ジャーノッテンらが在籍するオランダの建築事務所OMAによる設計である。
巨大な球体型劇場や、波打った形状の大型ガラスで構成された壁面が特徴で、そのインスピレーションは士林夜市(しりんよいち)を訪れたときに食べた火鍋のセパレートしたスープからだという。館内には3つの異なる劇場が設置され、サードウェーブ系書店の青鳥書店や、雑誌『VERSE』が手がけるカフェバーなどもあり、新たな文化拠点になりそうだ。正式開館は8月を予定している。
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※この記事はPen 2022年6月号より再編集した記事です。