未来を生き抜くための術を、“天才デジタル相”が真摯に指南

  • 文:今泉愛子(ライター)
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【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】
『まだ誰も見たことのない「未来」の話をしよう』

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オードリー・タン談 近藤弥生子著 SBクリエイティブ ¥990

台湾のデジタル担当大臣オードリー・タンが、我々が未来のためにできることを指南する。冒頭で語るのはITとデジタルの違いだ。デジタルは人と人をつなぐものであり、機械と機械をつなぐITとは別もので、自身が取り組むのは人を豊かにするためのデジタルだと明言。コロナ禍での「マスクマップ」のように、今後もデジタルによって創造的に社会の課題を解決することを目指すという。SDGsは達成できるか、という大きな問題から社畜だと悩む人の声にまで、真摯に答えている。

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※この記事はPen 2022年6月号より再編集した記事です。