LONDON ロンドン/イギリス
第二次世界大戦の記憶が遠くなっていくなか、ロンドン交通博物館と教育アプリ制作会社の「ミュゼミオ」がタッグを組み、当時の防空壕を擬似体験できる子ども向けVRゲーム「秘密のシェルターチャレンジ」を制作し、リリースした。
激しい空襲に見舞われたロンドンでは、多くの人が地下鉄駅に逃げ込み生き延びた。経験者の記憶や資料を基に、シェルター内を3Dで再現。1944年にタイムスリップし、クラパム・サウス駅の地下シェルターを探検できる。ふたたび戦争を身近に感じる現在、戦争教育の継続とその大切さが、改めて問われている気がする。
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※この記事はPen 2022年6月号より再編集した記事です。