いつものシャツを、より大人な雰囲気で着こなしたいならストライプがお薦め。そして大事なのは生地選びだ。ブロードにリネン、ベッドシーツまで(⁈)、その印象は大きく変わる。
厚手のシーツを用いた、武骨さ薫る赤ストライプ
凹凸のある厚手の生地に、力強く並ぶ赤。ワークウエアをベースに手がける英国発のテンダーは、服にはあまり使われない素材を利用する。こちらもデッドストックのベッドシーツを生地に採用。また、あえてカットソーの縫製工場で仕上げているため、袖付けなどの仕立てもラフな質感だ。¥36,300(税込)/テンダー(ホームステッド リミテッド TEL:03-6455-4460)
太めのラインを強調した、個性的なデザイン
淡いネイビー×オフホワイトの配色が爽やか。前面に配した太めのストライプは、背面ではVの字に交わっている。生地はなめらかなブロードだが、小さめの襟やラグランスリーブなどスポーティな雰囲気も備えたユニークなつくり。脇下にさりげなくスリット状のポケットが付いているのも便利だ。¥39,600(税込)/オーバーコート(大丸製作所3 eメール:info@overcoatnyc.com)
エレガンスを感じさせる、上品な風合いと柄
ハリのある生地に、端正な茶と白のストライプが入ったエレガントなシャツ。袖、襟にはやわらかな風合いを保つフラシ芯を用いて縫製。一見して品のよさを感じさせる逸品だ。着丈は長めに設定され、裾のサイドにスリットが入っている。ドレッシーな雰囲気をもちながらも、寛いだ場にもよく馴染むだろう。¥46,200(税込)/カンタータ(カルネ TEL:03-6407-1847)
コットン×リネンが生み出す、美しき青の表情
美しい青のストライプシャツは、緯糸のリネンと経糸の細番コットンにより絶妙なニュアンスが生み出されている。生地はイタリアシャツ生地メーカー、デビッド&ジョンアンダーソンのものを採用。洗いをかけると、とろりとした質感に。袖を通した時に色気が感じられる。¥46,200(税込)/マーティー アンド サンズ(フィギュアインク ショールーム eメール:info@figureinc.jp)
※この記事はPen 2022年5月号より再編集した記事です。