マドラスチェックにタータンチェックと、今季はチェック柄のシャツが豊富に揃っている。気分が上がるこの季節、柄物シャツはチェック柄から袖を通そう。
控えめなチェックで、知的な雰囲気を醸す
ヘリンボーンの入った深い青地に茶の線を走らせたチェック柄は、デザイナーが収集してきたデッドストックリネンを用いた今季限定の素材。「人と服の調和による美の追求」を考えるヤンマッケンハウアー。そのブランド哲学が反映された定番シャツ「クリス」は、美しく繊細な佇まい。¥41,800(税込)/ヤンマッケンハウアー(メイデン・カンパニー TEL:03-5410-9777)
気分も晴れる、多色使いのマドラスに釘付け
プルオーバーに開襟仕様という新鮮なデザイン。目を引くマドラスチェックは、レッド、オレンジ、ピンク、グリーン、ブルーなどのマルチカラーを配したオリジナル。細番手の糸でやわらかく織り上げて二重織にし、身幅もゆったりさせているので、着用時に空気をはらんだようなシルエットを楽しめる。¥39,600(税込)/オーラリー(オーラリー TEL:03-6427-7141)
ナードに着こなしたい、レトロ感あふれる配色
あえて野暮ったさを感じさせる配色のチェック柄は、ウディ・アレンが映画『アニー・ホール』で身に着けていたシャツを彷彿させる。ドレスシャツにはないかなり大きめのサイズ感と、スルスルとした手触りの高級感漂う生地のため、夏場でもサラッと羽織れる。季節を問わず重宝する一着だ。¥27,500(税込)/エリコ フォルミコラ(ビショップ TEL:03-5775-3266)
クラシックなタータンを、旬なシルエットで
落ち着いた濃い赤をベースに、褪せた紫を組み合わせた細かなタータンチェックは、綿とリネンの混紡糸を先染めした生地を使用。表前立てなどのディテールに、サイのクラシカルなものづくりが表れている。ゆとりのあるボックスシルエットのロングシャツを、リラックスした着こなしで堪能したい。¥39,600(税込)/サイ(マスターピースショールーム TEL:03-5414-3531)
※この記事はPen 2022年5月号より再編集した記事です。