ブレゲ「マリーン」に独自機構のデュアルタイムを搭載。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブと2022年春新作腕時計

  • 文:笠木恵司
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ボタンのワンプッシュで世界を旅する。精緻で芸術的なダイヤルも魅力

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「マリーン オーラ・ムンディ5557」。ダイヤルの波形ギヨシェ彫りが特徴的なスポーツコレクションにインスタント・ジャンプ・タイムゾーン表示システムを搭載。6時位置の都市表示に対応して、時針が瞬時に現地時間にジャンプする。自動巻き、18KRGケース、ケース径43.9㎜、パワーリザーブ約55時間、ラバーストラップ、10気圧防水、¥8,921,000(税込)

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18KWGケースもラインナップ。スペックと価格は18KRGモデルと同じ。ケースバックはシースルー。自動巻きのローターがオープンになっているので、視野を遮られることなく、ムーブメント「キャリバー77F1」が見られる。ストライプの模様は、ブリッジなどに用いられるコート・ド・ジュネーブと呼ばれる伝統的な仕上げ。

8時位置のボタンをワンプッシュすると、6時位置の都市表示が回転して、時針も現地時間にジャンプ。日付(12時位置)や昼夜表示(4時位置)が異なる場合も自動的に変更される。

ブレゲでは10気圧防水のスポーティなコレクション「マリーン」に、3年を費やして4件の特許を取得した独自開発のムーブメントを搭載。インスタント・ジャンプ・タイムゾーン表示システムを備えた「マリーン オーラ・ムンディ」として発表した。ラテン語で「世界の時間」を意味しており、ボタンをカチカチと押すだけで、時差の異なる世界24都市を巡る旅に出かけられる。日付は3日分が表示されているが、U字型の枠が囲んだ数字が当日にあたる。12時位置の大きな窓の下に隠されたレトログラード針の先にU字枠が取り付けられており、日付のディスクと一緒に右端まで進むと次の日付に瞬時に戻る。ムーブメントは腐食や摩耗に強いシリコン素材で作られた脱進機を装備。磁気にも強いため、夜間の視認性を確保する蓄光式蛍光と合わせて、デイリーユースなどに幅広く活用できる。

精緻に作り込まれたダイヤルのディテールも魅力。ベースのゴールド製プレートは手作業のギヨシェ彫りによって波形模様が施されているほか、これに重なるサファイアクリスタルには経線と緯線が描かれている。昼夜表示のモチーフも、手作業によるハンマー打ちでリアルに造形。太陽は明るいローズゴールド、月はミステリアスなグレーの色調のロジウムメッキで仕上げている。高度な機能と芸術性をみごとに両立した、ブレゲならではの傑作といえるだろう。

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問い合わせ先/ブレゲ ブティック銀座 TEL:03-6254-7211

ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブと2022年春新作腕時計特集

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