老舗の名品や匠の技を未来に引き継いで行きたい。そんな思いからスタートした「江戸東京きらりプロジェクト」。 “Old meets new”をコンセプトに、現代のライフスタイルに合わせた取り組みを行う22のモデル事業者が、東京を代表するブランドとして参加している。
丸久商店の手提げ袋や、竺仙のハンカチ、華硝のぐい呑など、伝統の技法を取り入れて作られた品物の数々は、上品で洗練されていながらも、カラフルでモダンなデザインのものも多く、思わず手に取って誰かにシェアしたくなるような魅力も兼ね備えている。
公式のインスタグラムの動画ではそんな商品や作品の数々が、事業者の思いと共に紹介されている。
身の回りにそっと取り入れることで、暮らしをワンランク上質なものにしてくれそうだ。
丸久商店
1899年、明治32年に創業した丸久商店。
江戸っ子に愛されてきた「注染」と呼ばれる日本独自の型染めで染めた品々を取り揃える問屋だ。動画では「注染」に使われる型紙の選定の様子や、モダンな商品を紹介している。
高橋工房
江戸時代から160年以上、江戸木版画の摺師を代々担って来た高橋工房。
版元としての暖簾を兼ねており、その技術を守りながら、現在のライフスタイルに合った作品作りを提案している。本動画では、須川まきこ氏の春画や、ペコちゃんの浮世絵など、若者にも支持されている作品を紹介している。
豊島屋本店
慶長元年(1596年)に神田鎌倉河岸で酒屋兼居酒屋として創業した豊島屋酒店。
今回の動画では2020年にオープンした「豊島屋酒店」を外国人ナビゲーターが訪問し、人気のお酒や料理などを紹介している。
榮太樓總本鋪
1818年に創業し、江戸の人々の舌を楽しませて来た榮太樓總本鋪。
当時から変わらぬ製法で作り続けている金鍔を、外国人ナビゲーターがリポート。他にも、思わず手に取りたくなるような、可愛らしい商品などが登場する。
竺仙
江戸時代から伝わる型紙を使い、伝統の柄を継承しつつ、現代の意匠を取り入れた商品を作り続ける竺仙。浴衣や江戸小紋の着物に留まらず、伝統の技や柄を現代にアジャストさせたワンピース、バッグなど、粋な和の意匠をふだんの暮らしの中で活用できるアイテムにも注目だ。
華硝
江戸時代末期に日本橋で創出された伝統工芸、江戸切子を独自の技術とデザインを駆使し、伝承し続けている華硝。五穀豊穣への祈りが込められた「米つなぎ(こめつなぎ」や春を待つ希望を意味する「華吹雪(はなふぶき)」など華硝オリジナルの紋様に注目して見て欲しい。
問い合わせ先/江戸東京きらりプロジェクト https://edotokyokirari.jp/
Instagram: @edo_tokyo_kirari