全長18kmにもなる冬の非日常空間、「アイスロード」を知っているか?

  • 文:田中亜土夢(MOI SAUNA)
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HELSINKI ヘルシンキ/フィンランド

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ヘルシンキの中心からメトロとバスを乗り継いで1時間弱の場所にある「ハニッカ・スイミングビーチ」。ここは夏だけでなく冬も人気になる場所だ。なぜなら海が凍結し「アイスロード」が誕生、全長6㎞もの氷の道が市民の憩いの場になるからだ。澄み切った空のもと周囲にはなにもなく、目の前には手が届きそうな太陽だけがある非日常空間。人々はアイススケートやクロスカントリースキー、犬の散歩などを楽しんでいる。海の上に除雪車が走り、道の途中にはカフェまであるのが面白い。

フィンランド国内には最長18kmのコースも。冬の平均気温が氷点下となるこの国ならではの冬の風物詩だ。

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※この記事はPen 2022年4月号より再編集した記事です。