香港の工業地帯である火炭(Fo Tan)で2018年に誕生した「カーボンブリュース(Carbon Brews)」。クラフトビールシーンにまさに彗星のごとく現れた、前衛的なビールづくりで注目を集める気鋭のブルワリーだ。
10階建ての工業ビル内にある醸造所でつくられるのは、コアなビアファンはもちろんビアビギナーまでも虜にする味わいも個性も豊かなビールの数々。「枠にとらわれないこと」や「新しい発見を提供すること」をモットーに、すでに国際的なコンペティションで高く評価される定番スタイルのビールから、チョコチップクッキーの味わいを表現した「クッキーモンスター」やカクテルのピニャコラーダをイメージした「ココモ」など、自由な発想と遊び心に満ちたビールまでを展開する。
2021年12月には日本初上陸を果たし、日本のビアファンからの注目度も急上昇中。そんなカーボンブリュースの世界初出店となるタップルームが、3月7日(月)にオープンした「カーボンブリュース東京」だ。
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地下の隠れ家で味わう“ポップアート”のようなビール
赤坂駅から徒歩1分。地下の隠れ家然とした店内は、香港の路面電車「香港トラム」を象徴するノスタルジックなグリーンをアクセントに、グレーで統一されたミニマルな雰囲気。こちらで楽しめるのが、定番6種にシーズナル1種を加えた7種類のクラフトビールと、それぞれのビールの個性に合わせて用意された香港料理だ。
たとえば、レモンやオレンジピールが爽やかに香るウィート(小麦)ビールの「フィールズグッドマン」には、チェダーチーズとピリ辛の麻婆豆腐を大胆にトッピングした「麻婆豆腐フライドポテト」がベストマッチ。クセになる特徴的な酸味とモルトの旨味が楽しめるドライホップラガーの「アースピープル」なら、海鮮醤とマスタードソースで食べる香港式ロースト肉の「焼味(シウメイ)」と抜群の相性を見せてくれる。
他にも、クレイジーなほど大量のホップを使ったダブルヘイジーIPA「クレイジーリッチルプリンズ」には、香港屋台料理の定番「タイフーンシェルター」を合わせて。贅沢なホップによる爽やかさと苦味、熟したトロピカルフルーツのフレーバーが楽しめるビールを飲みつつ、スパイシーでエキゾチックな料理を味わえば、南国・香港の熱帯夜に一瞬でトリップしたかのような気分になれる。
定番ビールは他に、ビールが苦手な人でも楽しめる果実感たっぷりのセッションヘイジーIPA「ベイビーリッチルプリンズ」に、クラシカルスタイルのセッションIPA「ステイングアライブ」、トロピカルなフルーツポンチを思わせるベルリナーヴァイセの「サワ―パンチ」がスタンバイ。さらには、同ブルワリーの大ファンでもある香港出身の映画撮影監督クリストファー・ドイル氏と共作した、ロブストアメリカンIPAの「ライク ザ ウィンド」がシーズナルビールとして提供される。
コアなビール好きのみならず「Brewed for the People(すべての人々のための醸造)というスローガンを掲げ、「ビールは化学50%、アート50%で成る」といった醸造のフィロソフィーに沿って、クリエイティブで野心的なビールづくりを行うカーボンブリュース。
自社に専門のデザインチームを抱えるなど、アートワークにもこだわった缶ビールは店舗での購入が可能で、ビール好きのみならずアートやファッションが好きな人への手土産にも喜ばれそう。
コロナ禍で感じる日々の閉塞感を打破してくれそうな、アートなビールと美味なる料理と人に出会う楽しみに満ちた、大人の隠れ家の誕生だ。
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Carbon Brews Tokyo
東京都港区赤坂3-14-2-B1
TEL:03・6426・5332
営業時間:平日16:00〜23:00、土・祝16:00〜23:00
定休日:日曜
席数:31席(カウンター15席、テーブル16席)