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俳優・小栗旬とプレモル醸造家が語る、最高峰に至るまでの“こだわり”とは?

  • 写真:岡村昌宏(CROSSOVER) スタイリング(インテリア):川合将人 スタイリング(ファッション):三田真一(KiKi inc.) ヘアメイク:渋谷謙太郎 文:小久保敦郎
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華やかな香り、そして深いコク。飲めばちょっと贅沢な気分にさせてくれる「ザ・プレミアム・モルツ」。こだわりの高級ビールであるプレモルに、新たな仲間が加わった。それが「マスターズドリーム 〈無濾過〉」(4月5日発売)。プレモルの最高峰の誕生だ。このビールが生まれた背景には、醸造家たちの夢があった。それは、まだ世界のどこにもない、心が震えるほどにうまいビールをつくること。新発売に先立ち、俳優・小栗旬と、プレモル醸造家・丸橋太一の対談が実現。仕事に妥協することなく向き合い、並々ならぬこだわりをもつ二人。その会話から、マスターズドリームへの熱い想いとこだわりが浮かび上がってきた。

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左:小栗旬●1982年、東京都生まれ。98年、ドラマ『GTO』で初レギュラー出演を果たし、ドラマ『花より男子』 でブレイク。主な近年の出演作に、ドラマ『CRISIS公安機動捜査隊特捜班』『日本沈没-希望のひと-』映画『罪の声』『キャラクター』など。現在放送中の22年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では主演を務める。
右: 丸橋太一●1974年、群馬県生まれ。サントリー入社以来、ビール事業に携わっている。地元(群馬)にある利根川ビール工場で勤務の後、ドイツミュンヘン工科大学ビール醸造学科へ留学。2009年にドイツより帰国後、「〈香る〉エール」や「マスターズドリーム」の開発を手掛けた。その後、利根川ビール工場の技師長を経て、現在はビール商品開発研究部部長を務める。

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小栗旬が体験した、奥深く上質な味わい

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丸橋の話に目を輝かせる小栗。「最高峰を目指すプレッシャーは相当あったはず。妥協せずにつくり上げたのはすごいこと」と感心する。

小栗にとって、プレモルは飲み慣れたいつもの味。では、マスターズドリーム 〈無濾過〉はどうだろう。対談の冒頭、丸橋に薦められるまま、グラスに注がれたマスターズドリーム 〈無濾過〉をグイッとひと口。「口当たりがやわらかい。で、味がしっかりしていますね」と小栗。その感想を聞き、嬉しそうに笑う丸橋。「ビールらしい爽快感はありながら、味はしっかり感じられる。そのバランスを考えてつくりました。原料からくる味わいの密度や奥行きも大切にしています」。すると「まさにそう!」と小栗。「何層もの味を感じられ、奥深いという言葉がぴったり。とても高級感がありますね」

やわらかな口当たりで、濃密な味わい。それが実現できたキーワードは「無濾過」だと丸橋は言う。「一般的にビールづくりは最後に濾過をして透明な黄金色の液体にします。でも、無濾過で仕上げることで、ビールの中にうまみ成分をより多く残すことができるのです」。自分たちが目指す、理想の味わいに近づきたい。試行錯誤する中で、たどり着いたひとつの答えが無濾過だった。

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「世界一うまいビールをつくりたい、というのがマスターズドリームの原点。だから効率や生産性ではなく、うまさだけを追い求めました」と丸橋。

「無濾過のほかには、どのような工夫をされているのですか」と小栗。お酒が好きなだけあり、興味津々だ。丸橋が、こう説明する。「素材は徹底的に吟味しました。たとえば、麦芽。世界中の麦芽を集め、トライアルを重ねた結果、選んだのがダイヤモンド麦芽です」。特長は深いコクとうまみを備えること。ただ非常に硬い構造のため、従来のつくり方ではその持ち味を引き出しにくい。そこで、製法を見直すことに。

「仕込釜で麦汁を一気に煮出す工程を3回繰り返しました。手間と時間はとてもかかる。でも、ダイヤモンド麦芽のよさを引き出すことができたのです」。さらに、麦汁を炊く際の素材にまでこだわり、銅を採用。「銅で麦汁を炊くのはビールの伝統的なつくり方。濃密な味になることも多い。それがヒントでした」。これまでの知見を活かして新設備「銅製循環型ケトル」を開発。マスターズドリーム 〈無濾過〉のために導入し、万全の体制を整えた。

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こだわりの素材のひとつであるダイヤモンド麦芽。ピルスナービールの本場・チェコで伝統的に使われている。

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妥協なきふたりに、共通する想い

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ロイヤルブルーをベースにした、高級感あるデザイン。「グラスに注いで飲むと、さらにおいしく感じられる」と小栗。

素材選びから製法まで、トライしては改良することの繰り返し。理想のうまさを追い求めて、ようやく誕生したプレモルの最高峰。妥協なき醸造家の姿勢に、小栗も感じ入った様子だ。「僕らの仕事の場合は、ゴールを定めるのが難しくて」。そう言いつつ、自分が理想とする芝居に近づけるよう、役づくりは徹底的にこだわるのが小栗の流儀だ。

たとえば、いま出演中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)の場合。「鎌倉時代は、白米ではなく玄米を蒸したものが主食だった。そう聞いたので、普段の食事は玄米に変えました。それから、武士の役なので刀をきれいに振れる身体をつくりたいと思って。ただ当時はトレーニングマシンがありませんから、マシンに頼らず、刀の代わりに鉄のハンマーを振って身体をつくっていったんです」。想像力を駆使して役になりきるだけではない。さらに踏み込み、時代背景にまで思いを巡らせ、肉体までフィットさせていく。役づくりへの真摯さに驚く丸橋から、「そこまでやる原動力ってなんなのですか」との質問が。

「僕が幼少期から夢や希望、活力をもらっていたもの。それがテレビや映画でした。だから自分の芝居を見て、同じように感じてくれる人がいるのなら、役者であり続けたい。その人たちに喜んでもらうために、できることは全力でやりたいと思ってます」。すると「すごく共感する部分がある」と丸橋。「ビールを飲んだ時、みなさん笑顔になるじゃないですか。あの笑顔のために、自分たちが少しでも力になれているとしたら、こんなにやりがいのある仕事はない。そう思っているんです」。誰かに喜んでもらうために――。妥協なきふたりは、同じ想いをもっていた。

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4月5日に登場する、特別な時に飲みたいビール

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麦芽や製法のこだわりに加え、天然水で仕込み、欧州産アロマホップを100%使用。無濾過ならではの贅沢なおいしさを体感できる。「マスターズドリーム 〈無濾過〉」350ml  4月5日発売予定

効率や生産性ではなく、追い求めたのはうまさだけ。醸造家たちの夢を形にした「マスターズドリーム 〈無濾過〉」が、ついに発売される。「そもそも“醸造家の夢”なんて言われたら、それだけでロマンを感じてしまう」と小栗。マスターズドリームは、どんな時に飲みたいビールか聞いてみた。「まず、気持ちにゆとりがある時がいいですね。せわしなく飲むのではなく、ゆっくりと、ちゃんと味わいながら。そして、これだけ手間ひまかけてつくられたビールは、やはり特別な時間にふさわしい。自分たちにとって大切な瞬間に、このビールで乾杯したいですね」。こだわり抜いて生まれたプレモルの最高峰「マスターズドリーム 〈無濾過〉」(4月5日発売)。とっておきのビールが、またひとつ増えそうだ。

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