ランニングで自己を発見し、心と身体のバランスを整える【書評】

  • 文:今泉愛子
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【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

『ほんとうのランニング』

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マイク・スピーノ 著 近藤隆文 訳 木星社 ¥2,750

手軽に始められるランニングは、コロナ禍においても人気のスポーツ。著者はランニングを、身体を鍛える手段であると同時に、芸術形式として捉える。走った距離や記録にとらわれるのではなく、美しいフォームとリズムのいい呼吸でリラックスして走ると、瞑想しているような状態になるというのだ。ランニングしながら自分自身と向き合うことで、新たな自己を発見できることもある。自己と向き合い心と身体の調和を図るマインドフルなランニングから、これまでにない楽しみが得られそうだ。

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※この記事はPen 2022年3月号より再編集した記事です。