ついに日本にバイレードのフルラインアップの店が！香水好きは渋谷パルコへ

皆さんはバイレードをどこに見に行ってますか？
トゥモローランド系列のセレクトショップ？東京・伊勢丹新宿店のコーナー？

イギリスに17店舗、アメリカに15店舗、フランスに5店舗、本国スウェーデンに5店舗あり、中国や韓国にもオンリーショップがあるブランド。
なのに日本にはまだ一軒もありません。
新進香水ブランドのなかでトップクラスの知名度がありながら。

それが今！
東京・渋谷パルコ1Fのポップアップスペースを18 ヶ月独占するオンリーショップが営業中。
主軸の香水（オード・パルファン）はもちろん、他店では取り扱いの少ないグッズ系も充実。
ファンが大喜びするトータルラインアップになってます。

先週の雪の日に店に行ってきたので、そのときの様子をお届けしましょう。

ずらりと並ぶ、同じ瓶の香水シリーズ。化粧品っぽくないミニマルなボトルデザインがモダン。

前列左端がアイコニックな香り「ブランシュ（BLANCHE）」フランス語で“白”の名の通りの辛口ですっきりな香り。私は外出時にバッグのなかに吹きかけ、仕事デスク横のカーテンにシュッとして気分転換に使用。香りの持続時間が短めでコロン感覚で使える品。価格は100mLスプレー ¥32,560（税込）のラグジュアリープライス。

他の人気の香りは、「ジプシーウォーター」「リルフルール」などだそう。
昨年出た「ムンバイノイズ」や「ヤングローズ」も評判。
ブランド設立初期の08年にリリースされた「ローズノワール」もさりげない甘さだし、バイレードのローズ系は男の私も心地よくて好印象。
もっとも香りも服装も、辛口より甘口（クール→可愛い）に嗜好が傾いてきた最近の自分の気分なのかもしれませんが。

店のスタッフに私的な好みの香りを尋ねたら、「冬の今つけるなら」という前提つきで「ベルベットヘイズですね」と。成分はココナッツウォーター、カカオ、ムスクなどで、甘く重いのにムンとしない大人顔。

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香水以外のプロダクトライン「バイプロダクト」でレザーグッズも展開。スタイリッシュなボトルカバーは、右の100mL用が¥57,090（税込）、中央の50mL用が¥35,640（税込）。

手前はバイプロダクトのカシミア混ウールブランケット。創設者のベン・ゴーラムがバスケットボール選手を志したことのある人物だと思うと納得のスポーツ調デザイン。

バイレードが表現する領域がユニークなのは、お洒落女性に好まれるパフュームと、香り以外のプロダクトの毛色が異なること。
創業者のベン・ゴーラムが各界の著名な友人つながりでつくっていくプロダクトは、男性的なラグジュアリーストリートの世界感。
ヴァージル・アブローが立ち上げたオフホワイト、彼がディレクションしたルイ・ヴィトン、バレンシアガ、ボッテガ・ヴェネタらに通じるもの。
世界のセレブが愛する現代的な感性なのかもしれませんね。

オープン日は1月28日。
バイレードの取り扱いセレクトショップのECサイトを幾つか見てみたら「ヤングローズ」「ムンバイノイズ」が売り切れだったり、「ジプシーウォーター」が在庫僅少だったり。
「品切れかぁ……」のリスクが少ない（ゼロではない）、このポップアップショップには香水だけが目当ての人も行く意義ありです。

All Photos©KAZUSHI