短靴とともに今季気になるのは、レザーブーツ。武骨な雰囲気を醸しながら、機能美や艶っぽさも兼ね備えた、新鮮な顔ぶれに注目だ。
異色のコラボで実現、“クロッグ”ブーツ
クロッグサンダルで人気のトロエントープにニードルズがデザイン別注したブーツ。丸みのあるシルエットと厚めのソールが目を引く。3本のベルトとリングで、馬具のハーネスをイメージしたデザインも特徴的。ミッドソールはウッドだが、アウトソールはラバーですべりにくい。¥58,300(税込)/ニードルズ×トロエントープ(ネペンテス TEL:03-3400-7227)
伝統製法を活かした、アウトドアの機能美
イタリア北部でハンドメイドの靴づくりを続けるフラテッリ ジャコメッティ。同ブランドにおける登山靴のラインが“マルモラーダ”だ。伝統のノルベジェーゼ製法を採用。極厚のタンクソールで、ソールの溝をハの字にしているので、雪が詰まりにくい。本格派のつくりながら、美しさも備える。¥132,000(税込)/フラテッリ ジャコメッティ(ウィリー www.wheelieltd.jp)
ドレススタイルに合う、現代のウエスタン
通常、ウエスタンブーツには植物の刺繍や蛇革の装飾が施されているが、それらを排してオールブラックのシンプルなデザインで仕上げた。デュプイ社のルビーカーフを使用し、経年変化によって美しいしわと艶が現れてくる。ドレッシーなスタイルにも馴染みそうだ。¥165,000(税込)/カルマンソロジー(カルマンソロジー https://calmanthology.com)
2種のレザー使いで、洒脱なペコスブーツ
内側にムートンファーが配されたペコスブーツ。わずかにワックスを塗ったカーフスキン×シャーリングレザーのアッパーなど、デ ボン ファクチュールらしいモダンな味つけで、定番のワークブーツが洒脱な印象に。ウールやコーデュロイなど、冬ならではの素材のパンツと相性抜群。¥74,800(税込)/デ ボン ファクチュール(メイデンズショップ TEL:03-5410-6686)
※この記事はPen 2022年2月号「日本の建築、ここが凄い!」特集より再編集した記事です。