AMSTERDAM アムステルダム
オランダ
アムステルダム旧市街、飾り窓のある地区の運河にハイテクを駆使した美しい橋が架かった。3Dプリント技術を使った世界初のスチール製、長さ12mの「MX3Dブリッジ」は、重量約4.5トン。デザイン界の鬼才、ヨーリス・ラールマンと技術系ベンチャーのMX3Dの共同製作によるもので、6年がかりで実現した。
製作時に活躍したのは、3Dプリント技術を組み込まれた溶接ロボット。MX3Dが独自開発したプログラム制御によって精密な造形ができる。船舶や建設業界への活用に加え、重工業を大きく変える可能性もある。飾り窓に立つ女性の迷惑そうな面持ちをよそに、連日撮影目当ての見物客が後を絶たない。