There was a space under his stairs that had been plastered uphttps://t.co/Sr29w1dj9D
— The Daily Record (@Daily_Record) September 20, 2021
小学校の教師をしているジョナサン・ルイスさん(32歳)は、9月中旬にイギリス・リバプール市内に家を購入した。イギリスでは家は個人資産の要であり、リノベすることで家の資産価値を上げるカルチャーが根付いている。リバプールエコー紙の取材によると、ジョナサンさんは5カ月もの長い購入プロセスを経てやっと新居の鍵を手にし、すぐにDIYに着手するべく家の中を見て回った。
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するとキッチンに不思議なスペースがあることに気づいた。
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壁の中に「誰か…いる!?」
「階段の下部分に石膏ボードで作られた壁があったのです。その下の部分から電源コードが出ていて、(前の持ち主が置いていった)冷蔵庫に繋がっていました。『一体どこに電源元(コンセント)があるのだろう』と思い、壁に穴をあけてみました」
穴の中を覗いてみると、何と中には人形が1体!
There was a space under his stairs that had been plastered uphttps://t.co/Sr29w1dj9D
— The Daily Record (@Daily_Record) September 20, 2021
壁に囲まれた真っ暗闇の中に人形がいたことに、まず驚いたジョナサンさん。しかもよく見ると、人形は紙切れを抱えていた。
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紙切れはなんと、人形からの脅迫状!
穴に手を入れて紙だけを取り出してみると、人形・エミリーからのメッセージが書かれていた。読んでみると背筋が凍るような内容……!
“この手紙を読んでいる新しい家主さんへ
私を(壁の中から)解放してくれてありがとう!私の名前はエミリー。前の家主一家がここに住んでいたのは1961年のことです。私はこの家族が好きではなかったので、出て行ってもらわなくてはならなかったの。だってこの家族ったら、歌って騒いでいただけなんですもの。反吐が出そうなほど嫌だったわ。だから彼らを刺し殺すしかなかったの。あなたもナイフを持っているかしら? そうだったらいいな。この家でぐっすり眠れるといいわね!”
こ、怖い……!
まさに…殺人予告としか言いようのない内容の手紙だ。この手紙を抱え、ジョナサンさんの入居をエミリーが60年間も待ってた!? 彼は運悪く「呪いの館」を購入してしまったのかもしれない。
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「早く恐怖の館から逃げ出すべき」と勧められ……
人形と殺人予告のことを知ったジョナサンさんの友人たちは、「すぐに引っ越した方がいい」「買ったばかりの家だけど、いますぐ売却するべき」など、「恐怖の館」を離れるように勧めたという。
しかし、ジョナサンさんは冷静だった。まず不動産屋に問い合わせし、また近所の人にも声をかけ、この家が最後に改装されたのがいつごろか調べたという。するとキッチンの改装は4~5年前に行われていたことが判明した。
テレビ番組「This Morning」(ITV)に出演したジョナサンさんは、「(この手紙には)1961年と書いてありますが、(60年前とは)ずいぶんサバを読んでいるようですね」とコメントしている。
最後のキッチン改装時に石膏ボードを貼ったとしたら、エミリーが壁の中に入れられたのはたった数年前のこと。前の家主によるいたずらだったのかもしれない。
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気味は悪いけど……。ジョナサンさんの意外な決断
しかしたとえいたずらだったとしても、エミリーが殺人予告を抱えて何年もじっとジョナサンさんの入居を待っていたのは事実。待たれていた方のジョナサンさんは何とも気味が悪いはずだ。しかし彼はこの家からの転居や売却は「考えていない」のだとか。
「もうすぐハロウィンですからね。エミリーはパーティーの最高のゲストですよ」
しばらくはこのままの状態で友人たちにエミリーを披露し、ハロウィン終了後、石膏ボードを壊してキッチンを改装する予定とのこと。
その後、ジョナサンさんがエミリーをどうするのかは不明だが、きれいに改装された家で、ジョナサンさんもエミリーも楽しく幸せに暮らしほしいものだ。