巨匠マウリツィオ・カテランが、 ミラノで凱旋個展を開催中

  • 文:坂本きよえ(STUDIO SAKAMOTO)
Share:

MILAN ミラノ
イタリア

TKS-2-_Q1A7165.jpg
Maurizio Cattelan Breath, 2021 Installation view, Pirelli HangarBicocca, Milan, 2021 Carrara marble Human figure: 40 x 78 x 131 cm Dog: 30 x 65 x 40 cm Courtesy the artist, Marian Goodman Gallery and Pirelli HangarBicocca, Milan Photo: Agostino Osio

パドヴァ出身のマウリツィオ・カテランは1990年代にニューヨークに渡り、コンセプチュアル・アートの第一人者として活躍する。そんな彼の凱旋個展『マウリツィオ・カテラン』(入場無料、要予約。開催中~2022年2/20)がタイヤメーカー、ピレリの工場だった「ピレリハンガー」で行われている。

入り口近くに展示される作品が『ブレス』(写真)。地面に寝る人と犬にスポットライトが当たり、静かな息づかいが聞こえてきそうだ。剥製の鳩を暗闇に無数に展示した『ゴースト』、飛行機をモチーフにした『ブラインド』など、どの作品も斬新で奥の深さをもつ。

www.pirellihangarbicocca.org

関連記事