食べられる花がわんさか盛られた冷やしスペシャルラーメンは、デジタル映像のチームラボと2020年に京都にオープンした「ヴィーガンラーメンウズキョウト(Vegan Ramen UZU KYOTO)」とのコラボメニュー。
映像体感施設「チームラボプラネッツ」が本物のランの花を使った部屋を新設したことから着想されたもの。
施設レポートは以下に。
(Pen Online旧ブログより)
www.pen-online.jp/creator/art/teamlab-garden-area/1
施設の敷地内に小屋をつくり、入場者でなくても食べに来られるようにしたのが今回の新フードエリアです。
「ヴィーガンラーメンウズキョウト」自体がチームラボの映像で空間を満たした協業店であり、限定的ではありますがこれが初の東京進出ということになります。
10月8日(金)にオープン。
展開メニューはヴィーガンラーメン4種、ヴィーガンアイスクリーム4種、各種お茶系ドリンク。
4日(月)にお披露目会があり「ヴィーガンラーメン花」をごちそうになったのですが、おいしかったなあ!
食べ進めると味が変化する味覚のレイヤーをしっかり愉しめて、これ一杯でコース料理に近い満足感を得られました。
動物性食材不使用のヴィーガン料理だと忘れてしまう濃厚な味わいでした。
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味付けのベースは昆布としいたけ。
細かくカットして炒めたしいたけが鶏肉のそぼろのような味と食感で、植物の酸味とてんさい糖の甘みの濃厚なスープと抜群に相性よし。
麺を食べ終わると炭酸を使った割り下でスープを変化させ、再び甘みから別の酸味へと移行。
繊細かつ大胆で、充実したひとときでした!
愛媛出身で京都に店を構えた料理人の片岡良さんにもお会いでき、メニュー開発にあたり凡庸ならざるこだわりがあることを知りました。
ヴィーガンという現在の流行を越えた、その先を見ている印象です。
さらに食体験として気分を上げる迫力をもたらしたのが、テーブルから椅子まですべて鏡張りで光がうごめき反射する室内。
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この部屋はチームラボの鏡空間未体験の人は一見の価値ありと思います。
少し夜のバーっぽいのは、鏡のツギハギが目立つためでしょうか。
パーツを組み立てた建築感があるんです。
テーブルも壁も一枚ガラスだったら、よりすごいでしょうね、きっと。
(採算を度外視できるなら)
この施設はどれも鏡、鏡、鏡。
チームラボさんがいま、鏡以外で新しい不思議空間を生み出してくれたらもっとワクワクします。
芸術家のレアンドロ・エルリッヒ(フェイクイメージの天才)を例に挙げるのはお門違いなまでも、別発想を期待するのはわがままでしょうか??
以下は2018年に森美術館で開催されたレアンドロ・エルリッヒの展覧会レポです。
(フィガロ.jpでのブログより)
https://madamefigaro.jp/blog/kazushi-takahashi/post-24.html
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あ、そうです、ここに来たらアイスクリームも絶対いっときましょう!
「ホワイトジンジャーリリー」「ピスタチオグリーンティー」etc.
花の香りがブワッときたり、ピスタチオが苦味を感じるほど濃厚だったり、アイスもスゴ技の連続。
こちらもまさかのヴィーガンフード。
「京都在住のアイスのつくり手に依頼した」、と片岡さんに伺ったんですが、お名前をメモしなかったなー!(アホ)。
近頃はファッションシーンでも、やたらと京都絡みの話を耳にします。
20年1月の新風館リニューアルオープン前後の頃から。
コロナも落ち着いてきたし、いまいちばん行きたい取材地は京都だな、うん。
All Photos © KAZUSHI
ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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