グッチ創設100周年!「Gucci Garden Archetypes」展が東京・天王洲で開催

  • 文:宇治田エリ
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「Gucci Garden Archetypes」展示イメージ。ベルリンが舞台となった2016年春夏コレクションの広告キャンペーン。ナイトクラブのトイレを通して、広告キャンペーンで描かれた新しくエネルギッシュなアイデンティティを表現。

2021年10月31日まで、東京・天王洲B&C HALL・E HALLで「Gucci Garden Archetypes(グッチ ガーデンアーキタイプ)」展が開催されている。

ブランド創設100周年となるグッチ。2015年からこれまで展開してきた広告キャンペーンをモチーフに、クリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレがキュレーターとなり、グッチのビジョンと美学、インクルーシブな哲学を表現したエキシビションをつくりあげた。本展ではそのアーキタイプ=元型をテーマに、革新的なインテリアと最先端のテクノロジーを掛け合わせ、イメージの源となる空間をデザイン。会場内は、東京、ロサンゼルス、1968年五月革命のパリなどを舞台とした複数の部屋が通路でつながれ、そこには宇宙の探検家、エイリアン、馬、天使など、さまざまな魅惑的なモチーフが現れる。

アレッサンドロ・ミケーレは本展についてこう語る。

「この6年間の冒険に人々を誘い、空想の世界や物語、驚きやまばゆいきらめきをめぐる旅をともにするのは、面白いことだと考えました。そこで、広告キャンペーンの世界に入り込んだような臨場感にあふれる遊びの空間を創ることにしました。なぜなら広告キャンペーンは、私のイメージをもっとも明快に体現しているからです」

会場に一歩足を踏み入れれば、壮大でめくるめくグッチの世界に没入することができるはずだ。

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グッチ ビューティーの部屋では、「大胆な人、輝ける人、美しい人のために」と謳ったリップスティック コレクションの広告キャンペーンの映像が、数え切れないほどのマルチスクリーンをジャックしている。

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迷路のような空間を進んでいくと、アレッサンドロ・ミケーレが初めて手がけた2015年秋冬コレクションの広告キャンペーンに遡り、ロサンゼルスの地下鉄を再現したインスタレーションが現れる。

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2016年秋冬コレクションの広告キャンペーンの部屋では、夜もまばゆく輝き続ける東京のイメージが、壁面を覆う数えきれないほどのスパンコールによって表現されている。

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「Gucci Garden Archetypes」展会場外観。

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GUCCI GARDEN ARCHETYPES

会場 : B&C HALL・E HALL 東京都品川区東品川2-1-3
会期 : 2021年9月23日~10月31日
時間 : 11:00 ~ 20:00(金・土・祝前日は21:00まで)
※最終入場は閉館時間の30分前まで
入場 : 無料、事前予約制(グッチ公式LINEアカウントより予約)

*今後の状況によっては、事前の予告なく変更となる可能性もあります。最新の状況については、グッチ ジャパン クライアントサービス(0120-99-2177 受付時間 10:00-21:00)までお問い合わせください。