沖縄に誕生、「飲む」にまつわる新コンセプトストアとは?

  • text: Akari Matsuura
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“飲む”というテーマをさまざまな角度から深掘りし、沖縄を拠点にユニークな取り組みを展開する専門店「LIQUID(リキッド)」が、9月10日、那覇の中心地・壺屋に新たなコンセプトストア「LIQUID THE STORE(リキッド ザ ストア)」をプレオープンした。

新店舗では、飲むための道具を扱う「ギャラリー」、ナチュラルワインを専門に扱う「セラー」、茶葉や珈琲、日本酒などの飲みものを扱う「パントリー」、角打ちができる飲食エリア「スタンド」など、店主・村上純司が4つのアプローチで“飲む”ことを再編集する。

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「パントリー」では酒類のほか、県北部・名護で和紅茶を生産する「金川製茶」の茶葉を南青山の「櫻井焙茶研究所」がブレンドしたオリジナルティーなど、希少なアイテムも扱う。

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沖縄県の老舗酒造所「瑞穂酒造」が本島や離島で生産されるサトウキビを主原料にオリジナルラムを作る「ONERUM(ワンラム)」プロジェクトなど、店主自ら企画に携わるクラフト系のラムやジンも話題。

店内には沖縄市コザの自家製ハム&ソーセージ専門店 テシオによる新店舗「TESIO 2×(テシオニカケル)」が併設店としてオープンし、ショーケース内に並ぶハムはその場でカットされ量り売りで購入できるほか、人気のソーセージ類もほぼフルラインナップで販売。もちろん、店内にある酒類や飲料とのペアリングなどの相談にも随時応じてくれる。

また、奥のセラー内には、沖縄でしか表現できないオリジナルチョコレート作りを提案するビーントゥバースタイルのチョコレート専門店「タイムレスチョコレート」による新ブランド「LIL by TIMELESS(リルバイタイムレス)」も登場。沖縄のフードシーンの担い手たちとさまざまな化学反応を起こしつつ、かつて出合ったことのない最高の「飲み合わせ」を探求していく。

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セラー内で展開する、リルバイタイムレス。“集約”の意を持つ「LIL」を冠し、ブランドの個性をより濃厚に体感できるアイテムを提案する。

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「ギャラリー」(日、月オープン)では、店主が日本各地のつくり手から選りすぐったぐい呑みやグラス、急須や茶器、真鍮製のやかんにいたるまで、手仕事にこだわった作品を展示販売。

緊急事態宣発令中に伴い、オープン後しばらく角打ちエリアは休止となるが、話題の店が集まる浮島通りや、うつわ好きに人気のやちむん通りと至近なロケーションから、クラフト好きやフーディーたちにとって頼れる一店になることは間違いない。「モノ」から入るもあり、「食」から入るもあり、もちろんストレートに「飲む」から入るもあり、好奇心やわくわくをかき立てる新店にご注目を。

リキッド ザ ストア | LIQUID THE STORE
住所:沖縄県那覇市壺屋1-1-21 1F
TEL:098-988-3607
営業時間:13:00~21:00(ギャラリーのみ日、月13:00~18:00)
定休日:火、水、木

テシオニカケル | TESHIO 2×
TEL:098-988-3608
営業時間:11:00~19:00
定休日:木

※この記事はmadamefigaro.jpからの転載です。