日本と台湾の合同大規模イベント「Taiwan NOW」が、東京やオンラインでも開催決定!

  • 文:白石菜美
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【1】TaiwanNow_KV flowers_PANTONE-01.jpg
「花と祝福」をテーマに、日本と台湾の文化交流事業「Taiwan NOW」(台湾ナウ)を開催。

文化台湾基金会と共催のアジア NOW 実行委員会は、日本と台湾の文化交流そして親善をより深めることを目的に、両国のアーティストやクリエイター、デザイナーが参加する文化交流事業「Taiwan NOW(台湾ナウ)」を開催する。日本と台湾の関係は長く、歴史、社会、政治、経済、文化芸術と密接な交流を積み重ねてきた。特に文化芸術では、アート、パフォーマンス、映画、音楽など、これまで数多くの優れたコラボレーション作品が生まれている。本展では、両国を代表するアーティストが両国をまたいでイベントを開催し、日本と台湾の最先端の文化を紹介する。

テーマは「花と祝福」。台湾の現代文化と芸術を軸に、「リアルとバーチャルを統合し、ともにつくりあげること」をコンセプトに、台湾を代表する現代美術作家マイケル・リンと、日本の建築界を牽引するアトリエ・ワンの協働による大規模インスタレーションや、現代美術と演劇において世界的に活躍するやなぎみわが台湾オペラを制作するなど、日本と台湾のアーティストやクリエイター、デザイナーによるプログラムを、東京、バーチャル会場(オンライン)、そして台湾・高雄の3会場で展開。
各プログラムはヴィジュアルアーツやパフォーミングアーツ、トークと多岐にわたる。また、科学技術と芸術のコラボレーションにより、クリエイティブなコンテンツをバーチャルに解釈することにも取り組む。
さらに、スペシャルプログラムとして、 オードリー・タンや、ツァイ・ミンリャンなどをゲストに招いてのトークイベントや渥美幸裕コンサートも開催予定。
多様な芸術文化を通じて、人々の心を癒し、疫病や自然災害を乗り越えようとする社会に、さらに前に進む力をもたらすことに願いを込めた。テーマとして掲げる「花と祝福」に象徴されるよう、日本と台湾が大きな花を「ともに咲かせる」取り組みだ。

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日本と台湾、両国を代表するアーティストやクリエイター、デザイナーが最先端の文化を紹介

【2】藝術家:林明弘.jpg
アーティストのマイケル・リン。建築家のアトリエ・ワンとの協働による大規模インスタレーション作品「UntitledGathering (Tokyo 2020)」を日本初公開で展示する。
会期:10月30日~11月14日
会場:東京 KITTE 1階アトリウム

【3】藝術家:蔡博丞.jpeg
ダンサー/振付家のベンソン・ツァイのオープニング特別公演(コンテンポラリー・ダンス)「浮花/フローティング・フラワーズ」を日本人ダンサーが上演。
会期:10月30日
会場:東京 KITTE 1階アトリウム

【4】藝術家:李明維- Photo courtesy of Museum Villa Stuck, photo_ Barbara Donaubauer.jpg
アーティストのリー・ミンウェイのパフォーマンス作品で、日本初公開となる「如実曲径/私たちのラビリンス」に日本の舞踏家や演者たちが参加する。
会期:10月30日~11月14日(月曜休館)
会場・主催:東京大学総合研究博物館 JPタワー学術文化

【5】柳美和照片photo by沈昭良.jpg
台湾オペラとも呼ばれる「歌仔戯(ゴアァヒ)」は、台湾で最も人気のある伝統戯曲であり、台湾での発展を経て成立した唯一の演劇。本プログラムでは、日本の現代アーティスト、やなぎみわが、南台湾歌劇の3大劇団を招いて、台湾特有の蘭「阿婆蘭」を題材に、歌仔戯という伝統芸能を通して「私たちと記憶」「私たちと歴史」「私たちと自然」という当代のアートにおける永遠のモチーフに挑む。
日時:12月25日19時30分予定
会場:台湾・高雄会場(衛武営国家芸術文化センター)

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「Taiwan NOW(台湾ナウ)」

メイン会場:東京都千代田区丸の内2丁目7−2 KITTE
他、バーチャル会場(オンライン)/ 台湾・高雄(12月25日予定)
会期:10月30日〜11月14日
https://www.taiwannow.org/

※各プログラムの詳細については9月29日に発表を予定しております。
※開催日時・内容などは変更となる場合があります。事前に確認をお薦めします。