エコ先進都市・台北の新標準は、交通案内の「電子ペーパー」化

  • 文:近藤弥生子
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TAIPEI 台北
台湾

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Photographs by Jimmy Yang

アマゾン・キンドルや楽天・コボといった電子書籍リーダーに採用されている「電子ペーパー」。液晶ディスプレイよりさらにエコでサステイナブルなツールとして、台湾では生活のあらゆる場所で採用されている。そのパイオニアとして、市場シェアの90%以上を占めるのが台湾企業のE Ink(イーインク)だ。

自然光の環境下でも優れた視認性を保つ同社の電子ペーパーは、バス停の交通案内にも活用されている。表示が切り替わる時だけ電気を使い、消費するエネルギーは液晶のわずか八十五分の一と圧倒的に省エネ。パネル上部で太陽光発電し内蔵型電池で電力を蓄えるため、設置場所の制約も少ない。同社はカラー電子ペーパーの開発にも成功。さらなる発展が期待される。

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