ニューヨーク市内にはセントラルパークをはじめ、緑豊かな公園が数カ所あり、市民の憩いの場となっている。公園に住む野生動物といえば、Squirrels (スクワロール)という、日本でお馴染みのシマリスよりやや大型の縞模様のないリス。木々の間を忙しく駆け回わったり、木の実を両手で持って食べたりと、愛らしいリスの姿は街の風物詩ともなっている。
しかし2017年ごろより、そもそもの生態に反して、狂暴化するリスの存在も報道され、昨年末にはクイーンズ地区でリスに噛まれたり、飛びつかれたりする被害が多発。ニューヨーク市の公園管理当局によると、市内に生息するリスの多くはトウブハイイロリスという種類で、噛まれても狂犬病に感染する確率は低いとのこと。ただし、狂暴化を避けるためにもリスに餌付けすることをやめるように呼びかけている。
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ニューヨークの狂暴化するリス
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Eyewitness News ABC7NY-YouTube
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“養子縁組”するリスが登場
大都会で心が荒んでしまったのか、可愛い小動物というイメージが崩れつつあるニューヨークのリスだが、最近それとは対照的な、ほのぼのとしたリスの姿を捉えた動画がYouTubeやTwitterなどで話題になっている。
アイダホ州に住む女性は、ある日、路上で生まれたばかりのリスの赤ちゃんを発見。動画には、女性がまだ体毛も生えていないリスの赤ちゃんとピーカンナッツの実をてのひらに載せ、木のほうに近づいて行く様子が映されている。餌でおびき寄せたメスのリスに、ひとりぼっちの赤ちゃんリスの母親になってもらおうという作戦だ。
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「それは無理でしょ」と、誰もがツッコミたくなる単純かつ無謀な計画だが、ほどなくして木の上からメスのリスが現れる。「ピーカンナッツだけ持っていかれるのでは?」と思いきや、なんと、リスは赤ちゃんをくわえて木の上に消え去った!見事、養子縁組成立だ。
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新たなリスの親子が生まれた瞬間【動画】
AtoZ media-YouTube