オメガはTOKYO 2020オリンピックで通算29回目となる公式計時を担当するなど、世界的な知名度と実績を誇る。クロノグラフやダイバーズ、ドレスウォッチなどからレディスまでラインアップも幅広い。その中から代表的なコレクションと最新モデルを紹介する。
【OMEGA】歴史と特徴
究極を目指して、ムーブメントも素材も進化
1848年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業し、80年にビエンヌに移転。1894年に開発したムーブメントが高く評価されたことから、究極を意味する「オメガ」と命名。1903年から社名となった。1969年に人類初の月面着陸に同行した「スピードマスター」は世界的に有名だが、その偉業にとどまることなく、1999年には時計の心臓部を革新した「コーアクシャル脱進機」を実用化。2013年には時計の大敵である磁気を克服するムーブメントに発展。従来の10倍以上の耐磁性を備えた「マスター コーアクシャル」として各モデルに搭載を進めてきた。ケースなどに使用する独自素材の開発にも意欲的に取り組んでおり、すべての分野で究極を目指した進化が絶えないことが、オメガの本質といえるだろう。
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人気モデル①スピードマスター
月面に到達した最初の腕時計
「スピードマスター」という名称が示すように、当初は経過時間を計測するレーシングクロノグラフとして1957年に誕生。その後、NASA(アメリカ航空宇宙局)が実施した温度差や衝撃など11項目におよぶ過酷なテストを唯一クリアしたことで、宇宙飛行士の公式装備品に選定された。月面に到達するだけでなく、アポロ13号を危機から救うなどさまざまなエピソードがある。記念モデルなどのバリエーションも多彩であり、現在もデジアナ式の同系モデルを国際宇宙ステーションの乗組員が着用している。
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人気モデル②シーマスター
ボンドも愛用するダイバーズウォッチ
「シーマスター」は、第2次世界大戦中にイギリス軍に納入された防水時計をルーツとして、1948年に誕生。映画『007』シリーズの主人公ジェームズ・ボンドが愛用するモデルでもある。2019年にはマリアナ海溝の最深部に到達した1人乗り潜水艇の外部に装着され、潜水世界記録の樹立に同行している。シンプルなデザインでスーツにも似合う「アクアテラ」など、多彩なサブコレクションを展開。2021年には「シーマスター 300」をリニューアルしており、ヴィンテージテイストのデザインが人気だ。
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人気モデル③コンステレーション
眉目秀麗なスポーツエレガンスウォッチ
天文台の精度コンクールで優勝を重ねてきたオメガを象徴するコレクションとして1952年に誕生。全モデルがクロノメーター認定を受けていたが、現在ではスイス連邦計量・認定局(METAS)による「マスター クロノメーター」の検定基準をクリアした超耐磁ムーブメントを搭載。ベゼルの両側にある4つ爪は、1982年のリニューアルで初めて採用。コンステレーションのアイコンとして定着した。ドレスアップした装いにも似合うエレガントなスタイルであり、メンズだけでなくレディスのラインナップも豊富にあるので、ペアでも楽しめる。
問い合わせ先/オメガお客様センター TEL:03-5952-4400