徳島の天然藍と最⾼品質メリノウールを用いたシューズが、オールバーズから数量限定発売

  • 文:中津川里菜
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徳島の豊かな⾃然が育んだ天然藍と、最⾼品質メリノウールは相性抜群で、使えば使うほど鮮やかな藍⾊へと磨かれる、永く⼤切にできる逸品に仕上がっている。

サンフランシスコ生まれのシューズブランド、オールバーズは徳島の天然藍を使⽤したシューズ「ウールランナー ワタナベズジャパニーズインディゴ」を9⽉17⽇より、オールバーズ原宿店、丸の内店にて数量限定で発売する。

古くから⽇本の暮らしを彩ってきた天然藍と、オールバーズの代表作である「ウールランナー」が出合った。徳島の豊かな⾃然が育んだ天然藍と、最⾼品質メリノウールは相性抜群。使えば使うほど鮮やかな藍⾊へと磨かれる、永く⼤切にできる逸品に仕上がっている。

今回、オールバーズがコラボレーションした藍師・染め師は、徳島の⼯房ワタナベズの渡邉健太さん。ワタナベズの仕事の多くは、畑で⾏われる。始めに⾏うことは、蒅づくり。こだわりが詰まった⼟壌で、蓼藍を育てて収穫し、細かく刻んで選別し、葉藍を乾燥。そこに⽔を加えて発酵させたら、蒅の出来上がりだ。次に、蒅に木灰汁・貝灰・麩を加えて発酵させ、染め液をつくる。こうして染め液が完成したら、いよいよ染めの作業がはじまる。

⻑い⽉⽇をかけてつくられた染め液に、メリノウールをゆっくり沈め、引き上げて⽔気を切って酸化させて発色させる。この作業を何度もていねいに繰り返すことで、鮮やかで奥深い藍⾊に仕上がる。

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相性抜群の徳島の天然藍と、ニュージーランドの高級メリノウールを使用した逸品

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ウールランナー ワタナベズジャパニーズインディゴのアッパーには、ZQ認証メリノウールを使⽤。ミッドソールには、サトウキビ由来の「スイートフォーム」を使⽤。ヒマシ油からつくったインソールはクッション性にすぐれ、⾜への負担を軽減する。サイズ展開は22cmから30cmで価格は¥20,000(税込)。
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オールバーズは、サッカーの元ニュージーランド代表のティム・ブラウンとバイオテクノロジーの専⾨家であるジョーイ・ズウィリンジャーがタッグを組み、誕⽣した快適性、環境配慮、シンプルなデザイン性を兼ね備えたシューズブランド。メリノウールををはじめユーカリ繊維やズワイガニなど、サステナブルで⾰新的な素材開発を⾏っている。また、温室効果ガスの排出量ゼロを⽬指し、全製品においてカーボンフットプリント排出量を表⽰している。
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藍師・染師の渡邉健太は⼭形県出⾝。阿波藍の産地として知られる徳島県上板町を拠点に藍の栽培、染料となる蒅づくり、染⾊、製作を⼀貫して⾏う。古きよき⽇本の伝統を残しつつ、新たな機軸で藍を伝えるべく、国内外で幅広く活動を⾏い、暮らしに寄り添う⾊として、⼈々の⽣活に馴染んでいくものづくりを考えている。

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問い合わせ先/オールバーズ
TEL:0800-080-4054