国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営するモーションギャラリーは、美術家・建築家の荒川修作+マドリン・ギンズによる世界初の死なないための住宅「三鷹天命反転住宅」を歴史的建造物として次世代に繋げるためのクラウドファンディングを9月13日より開始する。
東京都三鷹市にある三鷹天命反転住宅、イン メモリー オブ ヘレン・ケラーは荒川修作とマドリン・ギンズが設計した全9戸からなる世界で初めての集合住宅。2005年の竣工以来、荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所が管理運営を担い、一部を賃貸住宅として、一部を教育・文化プログラムを世界へ発信するスペースとして活動してきた。2020年、天命反転住宅は竣工15周年を迎え、大掛かりな修繕計画を進める予定だったが、新型コロナウィルスの影響で、全イベントの中止、さらに定期的に開催して来た見学会や短期滞在プログラムの利用者の激減など、2021年になった今日も計画の見直しさえままならず、経済的にも苦しい状況が続いている。そこで今回、天命反転住宅の天命を反転させるべく、初の試みとしてクラウドファウンディングを実施する。
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芸術作品に住む、ということ
荒川修作(1936-2010)とマドリン・ギンズ(1941-2014)は1962年にニューヨークで出会って以来、協働でさまざまな表現活動を行った。特に荒川は現代美術の父と言われるマルセル・デュシャンの知遇を得て、1970年代以降国際的に活躍を続けた。荒川修作+マドリン・ギンズ (撮影:山本真人 提供:荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所)
三鷹天命反転住宅クラウドファンディング
期間:9月13日~12月10日
https://motion-gallery.net/projects/savetherdloftsmitaka
問い合わせ先/モーションギャラリー
https://info.motion-gallery.net/contacts