“やさぐれキャラ”は素の自分。お酒と同じくらい欠かせない、ネタが生まれる一服の時間

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    33 薄 幸芸人

    各界で活躍する方々に、それぞれのオンとオフ、よい時間の過ごし方などについて聞く連載「MY Relax Time」。第33回は、お笑い芸人の薄 幸さんです。お笑いコンビ「納言(なごん)」の漫才では、幸さんがたばこをふかしながら街をディスるつかみのネタが人気。またバラエティでのヘビースモーカー&大酒飲みな“やさぐれ女”キャラに注目が集まっています。

    写真:殿村誠士 構成:和田達彦  

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    薄 幸(すすき・みゆき)●1993年、千葉県生まれ。小学5年生から高校2年生まで子役として活動。2011年、ワタナベコメディスクール卒業後、太田プロダクションに所属。10年から「小泉みゆき」の名で女性コンビ「朝一番」のメンバーとして活動していたが、15年に解散。同年「たけしの等々力ベース」(BSフジ)にてビートたけしより現在の芸名を名付けられる。17年安部紀克と男女コンビ「納言」を結成。

    いまの仕事は、月に1〜2本のライブ以外は、ほとんどがバラエティ番組の出演ですね。私はわりと台本人間なので、ロケでもトークでも、収録前に番組のテーマに合わせてふられそうな話題を全部想定して準備しています。そうでないとうまく話せない。だから使えそうなエピソードは毎日思い出したらメモしています。漫才で使う「街ディス」ネタもメモ帳を日々更新していて、ストックは40ぐらいあります。ただ使えるネタはすぐ消費しちゃうので、ボツネタばかりですが。“やさぐれ女”キャラはほとんど素の私なんですが、昨年から始めたYouTubeの「納言幸のやさぐれ酒場」はもう完全に素でやっているので精神的には楽ですね。

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    仕事はコンビよりピンが圧倒的に多くて、相方の安部は週休5日のこともあるんですが(笑)、私は週1ぐらい。ただ私は本当に無趣味で、休みの日は特別なこともせず、洗濯や掃除などの家事をしている間に夕方になって終わりってパターンが多いですね。で、仕事のあるなしにかかわらず、夕方からはほぼ毎日飲んでます。以前は自宅の近所にある居酒屋によく行っていましたが、コロナ禍以降はもっぱら宅飲み。芸人仲間4人でルームシェアして暮らしているので、だいたいそのメンツで飲むことが多いですね。

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    日常の気分転換法は、スマホのゲームアプリと、なんと言ってもたばこ。吸う前に吸い口をトントンと叩いてたばこの葉を詰める仕草が個人的に好きで、いつも必ずやっちゃいますね。反対に許せないのは、灰皿に火のついたたばこを置きっぱなしにすること。あの煙って同じ喫煙者からしても嫌なんですよね。吸わない人が隣にいる時はたばこは控えるようにしていますが、ネタを書くときは常に吸える場所を選んでいます。一服して、ふーっと息を吐いた時にネタが浮かぶこともよくあるし、気持ちをリセットするためにたばこは欠かせない存在なんですよね。


    テレビ朝日公式YouTube動画、はじめてみました『納言 幸のやさぐれ酒場』(毎週木曜17時公開)


    文化放送CultureZ+『納言の耳ごろし』(毎週金曜18時公開)

    問い合わせ先/JT

    www.jti.co.jp