和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで7月22日、1頭のチーターの赤ちゃんが誕生した。アドベンチャーワールドでは15年ぶり(2006年以来)となる。母子ともに健康状態は良好だという。
2021年3月にアフリカから仲間入りしたチーター2頭に発情が認められ交尾に至った。5月のエコー検査で妊娠が確定。7月21日に行動に落ち着きがなくなり食欲が減退するという出産兆候が見られ、翌日7月22日に出産した。1頭目は死産となってしまったが、2頭目が無事に生まれ、出産の1時間後には授乳する姿が確認されている。
現在は外的刺激を避けるため親子が暮らす部屋に目隠しを設置し、天井に設置しているカメラで観察している。
チーター飼育担当の村田圭緒莉氏は「母親は初産ですが、授乳や毛繕いをするなど面倒見がよく、子どもは日々すくすくと成長しています。今後は絶滅危惧種であるチーターの明るい未来を創造できるようアドベンチャーワールドが日本国内の繁殖拠点地となるべく、他園館との情報共有も行いながら動物園の役割でもあるチーターの種の保存及び、遺伝的多様性の維持に取り組んでまいります」とコメント。
アドベンチャーワールドでは1978年よりチーターの飼育を開始しており、現在11頭(オス5頭・メス6頭)を飼育している。赤ちゃんの今後の成長と一般公開が待ち遠しい。
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問い合わせ先/アドベンチャーワールド
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