Pen国際版が手がける日仏合作の短編映画『The Sound of Water』の予告編が公開!

  • 文:Pen編集部
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Pen国際版がプロデュースする日仏共同制作の短編映画の第二弾『The Sound of Water』(2021年)の予告編が公開されました。第一弾の短編映画『In The Still Night』と同様に、監督を務めるのは、フランス人若手監督のJ.B.ブロー。前作にも出演したモデル・女優の麻宮彩希に加え、フランス人俳優マクシミリアン・セヴェリン、そして『アウトサイダー』『全裸監督』にも出演する俳優、朝香賢徹が演じています。

撮影の舞台となったのは、1200年前に弘法大師・空海が開いた真言密教の聖地であり、世界遺産にも登録されている和歌山県・高野山。約20万基を超える墓石には、織田信長や武田信玄などの戦国時代の名将から、法然や親鸞などの文化人まで名だたる偉人が名を連ねています。

フランス人ポールが、大阪で失踪した千里を探して高野山へ向かう特急列車の中から物語は始まります。そして、高野山のある寺で再会するふたり。この世から消えてしまいたいと、突如、姿を消した彼女にいったいなにがあったのか──。現代に生きることの難しさを、あの世とこの世の境界ともいえる高野山の地で問いかけます。

作品には、小津安二郎の映画を彷彿とさせる、1950年代の日本の素朴な世界観が漂います。なによりフランス人監督の感性で解釈する、日本の日常美と死生観にも注目。そこには私たちも改めて気付かされる、日本人の美学のようなものがあります。『The Sound of Water』は、まもなくフランスのTV局CANAL+で放映。さらに今年9月頃より、TSUTAYA TVにて配信開始となります。

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© Pen Films / Braud Films / Noise Gate Circus / Origine Films

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『The Sound of Water』

監督:J.B.ブロー
出演:麻宮彩希、マクシミリアン・セヴェリン、朝香賢徹ほか
2021年 日仏共同制作 15分
Pen国際版の予告編の記事(英語)はこちらから:https://pen-online.com/culture/the-sound-of-water-a-short-film-shot-at-koyasan-coming-soon-to-canal/
※本編はTSUTAYA TVで近日公開