「地元で食べていた、ふわふわとした生地の大福をつくりたかった」という滋賀県出身の姉妹による大福専門店が、今年2月にオープン。餅生地は、薄くとろけるよう。秘密は、かつて琵琶湖の沼地だった小佐治産の「滋賀羽二重糯」のもち粉を使うことで、故にしなやかな粘りとコシが生まれる。そこに卵白を加えた生地は、毎日の湿度で水分を調整し、5回に分けてつくられる。粘りのある生地を薄く伸ばすのは手作業ならではだ。
白あんには、豆の風味が強すぎない、北海道産大福豆を使用。淡い白あんと、口の中で儚く溶けていく餅生地とが名脇役となり、主役のフルーツの香りが生きる。種類の異なるイチゴの違いも感じられ、フルーツの果汁が口いっぱいに広がる。白あんの甘みと餅と果実とが一体化するさまは、唯一無二だ。
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いちご大福と茶菓のお店 あか
Ichigodaifuku to Chaka no Omise Aka
住所:東京都目黒区中央町1-1-3
TEL:03-5724-3182
営業時間:12時~18時
定休日:月(祝日の場合は営業、翌火曜休)
※売り切れることが多いため、予約が確実
予約受け取りは11~12時
http://akaichigo.com
※新型コロナウイルス感染防止のため、休業日や営業時間が変更になる可能性があります。